画像は、常緑樹のユズリハ（譲葉）です。
岩手県花巻市の花巻温泉「松雲閣」の植え込みのものです。
寒風が吹きすさぶ佐久地方では、まず育ちません。従って、見かけることはありません。
北国の花巻で、よく育つなーと感心しました。
艶やかな葉、赤色の葉柄、びっしりと黒い実…。どれも不思議な美しさです。
新しい葉が生長してから古い葉が譲って落ちるので、この名があります。
世代交代の縁起物として、おめでたい植物なのです。親子草とも呼ばれるそうです。
「楪（ゆずりは）の茎に紅さすあしたかな」（園女）
今日は、庭いじりをしたくなる、春の陽気になりました。
サンシュユの蕾が開いて、中から花の塊が顔を出しました。
あと少しすると、その花が開くのです。まさに「春黄金花」となるのです。
歩き回ってみると、枯葉の間から緑色の新芽が覗いています。シロバナノエンレイソウ、カタクリ…。よく冬越ししたもんだなー。
待ちに待った春になりました。
