旧暦、「桃の節句」。氷点下4.3度、氷が厚く張りました。

yatsugatake2006-03-31

三月末日、旧暦三月三日(桃の節句=ひな祭り)の朝に、真冬の冷え込みになりました。
伸び始めていたカタクリの葉が、緑黒色に凍みてしまいました。
画像がその様子です。
枯れてしまうかなー。もう諦めるほどでした。
日が差してきて、10時頃見に行きました。
よかった、よかった。見事に立ち直っています。
さすがは、「スプリングエフェメラル」の代表格です。この程度のことではへこたれませんでした。
あと、四、五日で可憐な花を見せてくれるでしょう。改めて、カタクリの生命力に感心しました。


菱餅」の由来について調べてみました。
菱餅の三段重ねの色は、下から緑・白・ピンクです。春、雪の下には緑の草が息づき始め、
雪の残る大地には桃の花が開く…。春待つ心を、見事に表しています。
山下景子:『美人の日本語』に、「夢見月」がありました。
三月の異称だそうです。桜のことを、「夢見草」といい、そこから呼ばれるようになりました。旧暦の三月は桜の咲く頃ですから、ぴったりの呼び名のように思います。


夕方日が沈むと、西の空に「三日月」が輝き始めました。春の季節の特徴、舟形の細い三日月です。
7時、空が暗くなると、地球照がくっきりと見え、一層美しいお月様でした。
今日は、母の生誕95年の記念日でもあり、感慨深い一日でした。