どんより曇り、午後から雨。9時に19.7度、梅雨寒でした。

日付が改まり、寝間に行くと月明かりが…。
「皐月十九夜」のお月様が、梅雨の雲を透かしていました。
月の出時刻が21:48ですから、すでに3時間も過ぎています。
かつて、寝待月(臥待月)として「月待ち講」をした人々の気持ちが偲ばれます。
十九夜さま(如意輪観音菩薩画像)を祀って供物をし、月が中天にかかるまで念仏を唱和し、精進料理を会食したそうです。その昔、佐久地方でも若妻たちが集まって安産祈願・子宝祈願をしました。そして、数ある月待ちの中でも比較的最近まで女性たちの楽しい集まりとして行われてきました。
今でも、いくつかの集落では行われているそうです。
画像は、午前1時頃、「十九日〜二十日」のお月様です。
月の周りの輝きを出したいと、ISO800、絞り優先5.6、60分の1で撮りました。
こんなところが、カメラと腕では限界です。
梅雨どきは、なかなかお月様が顔を見せてくれません。期待せずに、出会えたときの嬉しさはまた格別です。山の端に姿を見せたときは、欠けた面が上向きです。3時間を経過したので、月はすでに中空にかかり欠けた面が立ち上がっています。

大雨・洪水注意報が出されました。いよいよ梅雨本番です。