梅雨末期、降ったり止んだりの一日でした。

yatsugatake2006-07-16

美ヶ原探鳥会、昨年は道に迷って途中から引き返し…。いわくつきの美ヶ原、あいにく、今日も雨予報が出ています。行くだけでもいいか…、7:30に出発、やっぱり途中から雨になりました。
ネットでプリントした地図を見て、観光センターで尋ね、確認しながら山道を登りました。
樹林帯を越えるとすごい濃霧、美ヶ原自慢の眺望なんてまるで嘘のようです。それでも、車を強引に進めました。
そして、今年は道を間違えずに頂上の集合場所に到着。家から58キロ、1時間40分。こんな日のドライブは案外に痛快なものでした。
車が数台、仲間にも会いました。野鳥だって避難中、みんな諦め顔です。
さすがに2000メートル級の山・溶岩台地、風雨は下界の比ではありません。車の中で、ぼんやりしていました。しばらくして、担当者が中止を告げて回ってきました。わざわざ告げてもらったことが、かえって感心でした。
帰路はどうしようか?迷いましたが、同じ道を反復することにしました。
ゆっくり、ゆっくりと、後ろに来た車に道を譲り、景色を楽しみながら下りました。
谷から山肌をかけ上るガス、東山魁夷の絵を想わせる景色です。
草花の花、うっそうたる木々…。いろいろ目に留まり、車も止めて観ました。
画像は、「ノリウツギ(糊空木)」の総状花序(穂)です。白く浮き上がって見えます。まだほとんどの花が蕾ですが、雨に濡れて幻想的です。
家に戻って、確認しました。北海道では、「サビタの花」と言います。何かエキゾチックな気分になります。西田佐知子の歌に、あったことも思い出しました。