午後から晴れて、気温は9.3度。穏やかでした。

晴れた夜空を期待しましたが、濃霧注意報が出てしまい諦めました。
9時を回って見上げると、白んだ空に星々が点々と見えます。オリオン座、ふたご座。ぎょしゃ座が、淡く、牡牛座のVの字と「すばる(昴)」は、かろうじて見えました。が、「かに座」はもちろん、シリウスでさえ見えません。
昨日に続いて、2005年1月9日の星空を載せます。その頃、「マック・ホルツ彗星」が「すばる」の近くに接近していました。緑色を帯びて、「すばる」のやや右に、うすぼんやりと写っています。(小さいので見えにくいです)
やっぱり、星空観望は、もっと寒くなり晴れなければだめです。

ふたご座流星群と言えば、庄野英二:『星の牧場に記述があることに、読んでいて偶然に気づきました。一部を引用します。
モミイチは夜があけるまで、もっとねようとおもって、しばらく空を見ていた。
空からきゅうに花火がふるように、ながれ星がいっぱいふりだしてきた。ながれ星がいっぱい夕立のようにふりだしたのであった。(あああんなにふると天の川がなくなってしまう)
空が青白くけむるようにながれ星がふっているのを見て、モミイチは、もういきがつまるようであった。そのとき、空のかなたからツキスミの走る蹄の音がきこえてきた」

きっと、作者がこんな素晴らしい光景を目にしたことがあるに違いありません。読んでいて、自然の驚異を感じないではいられませんでした。
この本は、kattobi88さまからコメントいただいて、読んだものです。紹介していただき、ありがとうございました。