「啓蟄」、北西の冷たい風が吹きました。

yatsugatake2008-03-05

二十四節気啓蟄は、「蟄虫啓戸」の略と言う。
つまり、「冬籠りの地中の虫が戸を啓いて、地上にはい出る。」の意味だ。
この言葉を聞いて、「春近し」を思い心が和むのだが、今日のお天気ではまだその実感が湧きません。
今年はまだ、日陰に雪が残っています。こんな年は珍しいことです。
画像、残雪は表面がザラメ状の氷になっています。
冷え込んだ朝には、上に乗っても沈むことがありません。
遠い昔、子どもの頃の登校途中、友と一緒に遊んだことを思い出します。「かんじき渡る」と呼んでいた記憶があります。つまり、「かんじき(樏)」を履いているように、雪に沈まないように歩く…。という意味なんでしょう。
画像、「ラベンダー」の葉先が、顔を出しました。雪浸け・氷浸けでも、枯れることなく冬を越してきました。その強さに脱帽です。
庭先の地面を見たら、冬越しをした野草たち、ナズナハハコグサオオイヌノフグリなどが、元気に芽を伸ばし始めていました。ナズナは、まだロゼット状態です。


それでは、花壇はどうかと見ると、こちらも冬越しできたばかり…。
ムスカリは、冬の初めの状態のままです。
「クロッカス」、やっと芽を出したばかり…。確か、昨年の今日あたり、黄色い花を咲かせていました。
この冬は、寒い冬だったのかも知れません。
そのためか、春の草木の生長も、全体的に遅れているようです。
また、「低温注意報」です。
明朝は、氷点下8度ほどに下がる予報…。午後10時を回って、すでに氷点下4度ほどになっています。