今朝も、冷え込みました。(5時の気温、氷点下5.1度)
新聞を取りに出ると、霜柱の地面にうっすらと白く雪が見えます。
冬型のお天気で、上信越国境方面から舞ってきたものと思われます。
太陽の位置が春のお彼岸が過ぎて、日に日に北に移っています。
画像、北にある「アオキ(青木)」の木に、朝の日が当たっています。
実も、大部分が赤く熟しました。
今日は、旧暦の三月二日です。
お馴染みの「弥生(やよい)」の異称、『広辞苑』には、(イヤオイの転)とあります。確かに、この時期になると草木の芽がぐんぐん伸び始めています。
今日は、旧暦、三月二日。「二日のお月さま」を見たいものと期待していました。
夕方になって、運よく西の空も晴れています。
日の入り時刻は、18:06(長野)
しばらく経って、空が暗くなり始めた頃を見計らって、二階のベランダから西空を探しました。
すぐに、思ったよりも高い空に見つかりました。
年に1回か2回、条件が揃わなければ見られない、久しぶりの出会いです。
しかも、春に特有の舟形をした「二日月」です。
18:30、夕景と一緒に撮りました。
今夕、月の入り時刻は19:59(長野)です。ぎりぎり30〜40分前ぐらいまでは見られそうです。
下の画像は、19:06に撮りました。「地球照(ちきゅうしょう)」もかろうじて認められます。
志賀勝:『月曼荼羅』の、「三月二日」を一部引用します。
〜「二日月は瞬時の幻の如き月」〜。
〜月の高度が11度から12度あたりが二日月が見えるかどうかの限界線らしい〜。
月暦のひと月は二十九日か三十日からなるが、三十日ある月の翌月のほうが二日月に恵まれるチャンスは大きい。定家らにならい、皆さんも幻のような二日月を西の空に探してみてはどうでしょう!二日月ファンは全国に増えています。
確かに、先月二月は三十日あり、今日、二日月の月齢は1.5です。
今夕は「幻の二日月」をじっくり観望できて、幸せでした。