咲き始めた「ショカツサイ」の葉に積雪が…。

咲き始めた「ショカツサイ」の花(22

何と言う異常なお天気でしょう。
4月半ばだというのに、今朝起きて外を見ると、屋根に積雪が…。
シャクナゲ」の葉の上の積雪は、今までにも何度か見ましたが、画像、「ショカツサイ」の葉に積雪は、初めてのことです。

今日は、4月のFm放送日です。初夏を彩る花として、「ライラック・リラ」について、話しました。
(1)初夏を彩る、香りのよい花。中部ヨーロッパ、バルカン半島原産。
   冷涼な乾燥地を好む園芸種は、北欧に多く栽培されている。
   明治22年、北海道札幌のスミス女学園の創始者、サラ・クララ・スミス女史が導入した。
(2)北国に似合う、ロマンチックな花。
   「札幌市の花」に認定され、親しまれている。「ライラック祭」。
   フランス・パリでも、「リラ」が初夏の街を彩る。
(3)「ライラック」の呼び名、いろいろ。
   「ライラック」は、アラビア語が元の英名。「リラ」は、ペルシア語が元のフランス名。
   和名は、近縁種の「ハシドイ」に合わせ、「ムラサキハシドイ」。
(4)文学や歌などに登場。
   トルストイ:「復活」。外国文学には、青春や初恋と結びつけられて登場する。
   戦後のラジオ歌謡、岡本敦郎:「リラの花咲く頃」。
   宝塚歌劇の「すみれの花咲く頃」の「すみれ」、実は、シャンソンの元歌では「リラの花」。
    リラ咲けば誰も旅人港町 (古賀まり子)
    蝶来ると見ればいつしかリラ咲けり (水原秋櫻子)
    さりげなくリラの花とり髪に挿し (星野立子
   花言葉 愛の芽生え、初恋の思い出、若き日の喜び
(5)ラッキーライラックを探そう。
   花は、筒状で先が普通4裂するが、まれに「5裂の花」が見つかる。
   「ラッキーライラック」、「幸せを呼ぶ花」として楽しむ。

放送を済ませてから、佐久平駅併設の施設、「プラザ佐久」で開催されている、柳沢京子さんの切り絵作品を観賞しました。「佐久の自然」が暖かく表現されていて、気持ちがほっとほころびました。
記念に、「カタクリ」から始まる、ポストカードを求めました。
今日の最低気温は、0.1度。辛うじて、氷点下を免れました。
小雪が舞う中、JR小海線高架下の「ソメイヨシノがほころび始めていました。

「冬服を選んで、凌いで、明日まで。」気象予報士の、お天気のポイントです。
どうやら、明日も、まだ寒いようです。