氷雨の中、「春の自然探索会」に出かけました。

氷雨に濡れて、縮こまる「タチツボスミ

5時頃、雨音で目覚めました。
今日は、「賢治を読む会」恒例の「春の自然探索会」当日…。昨日の天気予報、「午後から雨」を信じていたのに…。
代表の方からの電話、「現地で判断しましょう」とのこと。軽トラで出かけました。
参加した皆さん方は雨合羽に身を包み、カタクリの里」に登る気満々。
車に分乗して登り口に到着。相変わらず、氷雨が降り続いています。駐車場の「ソメイヨシノ」は、まだ蕾、開いた花は、数えるほど…。昨年の今日は、見頃でした。
雨降りも自然のうち…」誰、言うともなく、山道を登り始めました。今年も先ず、「ハヤザキヒョウタンボク」の可愛い花が出迎えてくれました。
画像、いつも明るく咲いているすみれ、タチツボスミレは、冷たい雨に打たれて縮こまっています。
続いて、皆さんに人気の「チョウジザクラ」も雨に濡れて、趣が増して見えます。そして、「みじめざくら」の呼び名も、親しみを込めた愛称に聞こえます。
緑の葉で過ごした「スイカズラ(忍冬)」が、かえって淋しげに見えるから不思議です。「オオヤマザクラ」はまだ蕾…、「ヤマブキ」は、蕾の先がちょっぴり黄色…。期待の「コブシ」の花は咲いていません。
まだまだ、「春」は先のようです。
とうとう、カタクリの里」に着きました。
もう遅いかなと予想したカタクリも、まだこれからです。
晴れていれば開くはずの花も、氷雨に濡れて、俯いたままです。

アズマイチゲも、花を閉じたままです。

あと1週間ほどして、晴れた日にお出かけください。」と、呼びかけました。
ハシリドコロが、やっぱり元気でした。間違えて食べることのないように…。

雨降りだからこその「自然探索」、目的は十分に達成されて、大満足でした。

会場を移して、テキストの「柳沢」を読み合わせました。
10年ほど前、「宮沢賢治学会、地方セミナーin雫石・小岩井」で、訪れた、賢治ゆかりの作品舞台を思い出しながら、読みました。
続いて、昼食会で談笑…。楽しい時間を過ごしてお開き…。
序でながら、今年も「佐久穂町図書館」に顔を出しました。見学しながら、職員の皆さん方と懇談しました。

今日は、一日中、氷雨に降り込められました。
「弥生九日」・「上弦」のお月さまは、あきらめました。