「立秋」、残暑お見舞い申し上げます。

元気に鳴く「スズムシ(鈴虫)」(22

天気予報は、相変わらず「列島は猛暑…」と告げています。
でも、立秋」の声を聞くと、暦の上とはいえありがたいものです。
青空に夏の日差しですが、刷毛で描いたような筋雲も見えて、秋近し…を感じさせます。
画像、「スズムシ(鈴虫)」は、益々元気に鳴いています。
今日は、「内山峡」近くの「夢想庭園・こもれびの里」に出かけました。オイスカ子供の森・体験」の、植物観察の話し相手を頼まれました。
ミンミン蝉が鳴いて、夏の日差しが照りつけましたが、さすがに高原を渡る風は心地よいものでした。
参加の親子とスタッフ、合わせて40人ほど…。先ず、イベントホールで、自然観察、押し葉・花の仕方などを、持参した植物の「ギンドロ」と「カラムシ」で説明しました。なお、この2種の苗木は庭園内に植えていただくことにしました。
続いて庭園内を、「コナラ(小楢)」や「トチノキ(栃の木)」の大木の木陰に入りながら、散策しました。幼児もいたので、ゆっくりゆっくり回り、数十種の草木に出逢いました。
「シデシャジン(四手沙参)」です。紫色の細い花びらが美しいです。

「イタチ(鼬)ササゲ」です。明るい茶色の部分が鼬の毛の色を思わせます。

赤色の花の「ゲンノショウコに出逢いました。この辺りでは、白色なんですが…。少し行くと、赤と白の花が寄り添っていました。

やっぱり、「キキョウ(桔梗)」の群生は圧巻でした。絶滅が危惧されていますが環境が気に入れば、こんなにも見事になるのです。
最後に、葉の形がユニークな「ユリノキ…、枝をおろしていただいて、押し葉をするためにいただきました。
結実し始めた「ウバユリ(姥百合)」や「ヒオウギ(檜扇)」も、記憶に残りました。
参加した皆さん方も、幾種かの草木が心に残ってくれたことと思います。
昼食は、園内の食堂で用意された、心づくしの「カレーライス」…。美味しくいただきました。