「送り盆」、夏らしい日になりました。

盆花、「ギボウシ」。(22.8.15

朝のうちは涼しく、秋の気配が感じられました。
「盆棚」を早めに片付け「送り盆」も済ませました。これで、「お盆」の行事もおしまいです。
画像、玄関先のギボウシです。我が家にとっては、盆花の一つです。
「月遅れのお盆」は、わざわざ「月遅れ」と断われなくも、「お盆」そのものです。夏の真っ盛り、日中は残暑厳しいですが、朝夕は涼しくなってくる頃で、何か寂しさも感じられます。
南側には、真夏の象徴「ヒマワリ(向日葵)」が…、また軒下には、「バケツ稲」が日差しを受けています。


日中は、じりじりと夏の日差しが照りつけ、暑くなりました。とても、「残暑」なんて言っていられません。避暑地軽井沢も、32度の予報が出ていますから…。

「ぼんぼん盆とて今日明日ばかり あさってはお嫁(お山)のしおれ草…。
お盆開けの、暑さ、仕事の辛さが偲ばれます。
はるばる大阪から、弟家族が車で来宅しました。
佐久は、「自然の涼しさ」がおもてなしですが、残念、今日ばかりは、クーラーでのサービスです。息子に言わせれば、大阪から来れば「暑いなんて言わないよ…」とか…。
車での長旅、お疲れさま…。先ずは、生ビールで乾杯、積もる話に花が咲きました。
夜、9時を回った頃には西空低く「七月七日のお月さま」が見えました。もちろん、1年に1度の逢瀬を楽しむ、「織り姫星」・「彦星」もばっちり見えています。(21:12)新暦の7月7日のように、空模様を心配する必要がありません。

旧暦七月七日と言えば、正真正銘の「七夕(たなばた)」さまです。暦には、小さく「旧七夕」とありました。
「七夕」と書いて、「たなばた」と読む。どんな意味なんでしょう。『旧暦スローライフ歳時記』(吉岡安之)を一部引用します。
五節句の一つ、〜日本の七夕(たなばた)は中国の二星信仰に由来する乞巧奠と、日本古来の民間信仰が習合したものである。日本には神のために機(はた)を織るという棚機津女(たなばたつめ)の伝説があり、ここから七夕(しちせき)は七夕(たなばた)(=棚機の意)と呼ばれるようになったのである。(以下略)