放射冷却、氷点下二桁まで下がりました。

日本海側は大雪、気象情報。(24.12.25)

冬型の風が、昨夜来弱まっていました。
そのような朝は、「放射冷却」によって気温が下がります。
アメダス、最低気温は氷点下10.9度(6〜7時)とあります。
ということは、6時半頃には氷点下11度以下になったことになります。
画像、NHKテレビ気象情報の画面、東京渋谷で0度とは驚きです。

バケツの水が厚く凍りました。

軽トラのシートと、フロントガラスには、強い霜が着きました。

朝のうちは季節風が弱まり、浅間山もくっきり見えています。


ウラジロモミ(裏白樅)」の木が、青空に伸びています。「モミ」といえば、「クリスマスツリー」ですが、湯浅浩史:『植物ごよみ』には、興味深い記述がありました。一部、引用します。
「クリスマスツリーはトウヒ」
モミはそう身近な木ではない。それにもかかわらず名が割合知られているのは、クリスマス行事によろう。クリスマスに飾られるクリスマスツリー。それが内外を通してマスコミで報道される場合、流れる木の名はモミである。しかし、日本ではモミは余り使われていない。モミとされるクリスマスツリーは、実はヨーロッパ産のドイツトウヒであることが多い。(以下略)


このような樹種の誤用は、日本では、珍しいことではありません。
そんなことには、目くじらを立てることではないかも知れません。
そして、商魂たくましい業者がいつのまにか、本物のモミの木を流通させていることも事実のようです。

佐久市駒場公園」の植え込みには、「ドイツトウヒ」と「モミ」の両方が、隣り合って植栽されています。
枝の張り具合、実の形と着き方など、それぞれの特徴が較べられて、楽しいものです。
「ぽっぽ時計」の錘りは、「ドイツトウヒ」の果実(松ぼっくりをかたどったものであると、聞いたことがあります。
確かに、実物とそっくりの形と着き方です。
これからも、樹木を正しく観察し、植物名を正しく用いることに努めようと思います。

放射冷却で冷え込んだ日は、日中は気温が上がる…」と、言われます。
今日の予想最高気温は、5度(プラス4度)。午前中は、穏やかでした。しかし、午後からは西風が吹いて、冬型の気圧が強まってきました。

霜月十三日」のお月さまが、東の空に昇りました。
(17:13)