「天空の湖」、「野反湖」へ…。

「ノゾリキスゲ」が咲き始め…。

早朝に激しく降っていた雨は、朝にはすっかり上がりました。
山道のドライブには、ラッキーなお天気になりました。
1時間余り登り、辺り一帯は「ダケカンバ(岳樺)」の群生地…。
樹肌も濃いベージュ色…、この素晴らしさには圧倒されました。
眼前が開け、現れた野反湖は、まさに「天空の湖」です。

湖岸を走り、野反ダムのもとへ…。
「ノゾリキスゲ(野反黄菅)」が咲き始めていました。

「野反…」の名は行政用語で、一般には馴染みの「日光…」で通用するそうです。
近年は、「霧ヶ峰」高原の「ニッコウキスゲ」の素晴らしさを凌ぐとか…。
ハクサンフウロ(白山風露)」は、高原に似合う花です。

「ニシキウツギ(二色空木)」の花も、高原を彩っています。

駐車場の食堂で、「六合(くに)」古事記に由来することを知り、「くにっこピザ」で昼食にしました。
薄雲で、富士山や浅間山は残念ながら見えませんでした。
帰路、お宿で勧められた、国指定天然記念物・「チャツボミゴケ」群生地の見学…。
道中、道路工事のために後戻りをしたりして、目的地に着きました。
珍しい、異様ともいえる光景です。

日本の貴重なコケの森 チャツボミゴケ公園 説明板です。

一巡りしながら、小径の「コケモモ」に目をやっていると、野鳥の囀りが…。
同行の仲間が、高木の頂で縄張りを宣言する姿を見つけました。
背中の美しい瑠璃色、腹の白…バッチリ、オオルリ(大瑠璃)」です。
英語でblue-and-white-flycatcher よく言ったものです。
4月、「駒場公園探鳥会」でも堪能した、名鳥への出会いです。
草津に戻り、「西の河原・露天風呂」で疲れを取り、「湯畑」へ…。
通路わきの山には、落葉小高木の「リョウブ(令法)」が群生していることに気づきました。