「佐久の季節便り」、天水(てんすい)産・芹(せり)を、七草粥に…。

「降雪の翌朝は、冷え込みが厳しい…。」

昔から、佐久で言われている通りになりました。

アメダス、最低気温は氷点下10.3度(6:33)、二桁の冷え込み、日照はありそうですが…。

小学国語教材に春の七草一月七日に,七種類のなっぱを入れた「七草がゆ」を食べることがあります。むかしは、年が明けたら、「春」といわれていました。

正しくは、旧暦による日付なので、日付が漢数字で書かれています。

 今年の、旧暦一月七日は、現行暦では、ちょうど一か月後の2月7日です。

しかし、今では、現行暦の1月7日に行われます。

 昨日のうちに、森角さんの「思いつき農園」に行き、芹(せり)を摘みました。

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昔から「天水(てんすい)」と呼ばれる湧き水が、「芹」を青々と育てています。

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お隣には、こどもの頃は、鶏の餌にと採った「台湾芹(たいわんぜり)」が…。

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今では、「クレソン」と呼ばれる、立派な食材・山菜です。

和名は、オランダガラシ・ミズガラシ、地方では、「晩霞(ばんか)芹」の呼び名も…。

今回は、「本芹(ほんぜり)」を、食材にしました。

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今朝、妻が七草粥に炊いて、熱々をいただきました。

お代わりで、もう一杯…。お粥は水分が多いからと、妻の言…。

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日中は、部屋に閉じこもり、日差しの温もりを感じました。

 

読売新聞一面トップ 見出しは、沖縄・広島・山口まん延防止 全国感染4475人

社説 コロナ急拡大 確実に治療へつなぐ体制築け 一部・結論部分を引用します。

〜感染拡大を防ぐ決めてはワクチンだ。各地で施設に入居する高齢者への追加接種が始まった。早期にワクチンが行き渡るよう、確保に努めなければならない。

 日本は繰り返しワクチンの供給不足に悩まされてきた。現在使われたいるワクチンを国内で製造することはできないのか。政府は真剣に検討してほしい。

結論部分、全く同感です。技術立国、製造出来ないことが、不思議でなりません。

特許の問題か、他国との政治の問題か…。

 

アメダス、最高気温は.2,2度(13:16)、最大風速は、北西の風3.9メートル(15:50)でした。

明朝は、氷点下二桁の冷え込みの予報です。

 「佐久の季節便り」、「花びら餅」」で、お正月を祝う…。

どんより曇り空、天気下り坂の兆しです。

アメダス、最低気温は氷点下8.1度(0:02)、日照は期待できません。

南岸定気圧により、内陸では雪、いわゆる上雪(かみゆき)になるかも知れません。

お正月気分も抜けて、野良回りに…、そして帰り道、和菓子のお店に寄りました。

お正月には、どんなお菓子が並ぶのか…。

期待したとおり「花びら餅」があったので、求めました。

見ると、お菓子にしては…?「牛蒡(ごぼう)」が挟まれています。

 

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ネット検索すると、平安時代の年始の儀式から、変化を重ねて和菓子に…。一部引用します。

〜江戸時代、正月に使われたひし形の餅や丸餅、汁のない包み雑煮などが一つになったという花びら餅は、明治に入り、茶道裏千家の初釜のお菓子として親しまれるようになりました。(中略)

 気になる「ごぼう」は、押し鮎に見立てて置かれたもの、土の中にしっかり根を張るので「家の基礎をしっかりしている」ことや長寿を願う意味が込めらえていて、おせちのお煮しめにも使われている縁起のいい根菜、甘煮にして味噌餡に合わせると、とっても相性が良いです。

うぐいす色、鳥の形の「うぐいす餅」も、があリました。

 

信濃毎日新聞コラム 何でもネーチャーに ウソ(鷽)引用します。

 ヨーロッパから北アジアに広く分布する。日本では冬鳥で、漂鳥でもある。ウソは「嘘をつく」のウソではなく、その口笛のような鳴き声から、口笛を意味する古語ウソに由来する命名とか。雄は頬や喉の部分が、淡桃色をしているが、雌はそれがないのでやや地味な色に見える。くちばしは太くて短く、花の蕾や果実などを食べるのに適している感じだが、繁殖期にはクモやガも食べるようだ、

なるほど、「鷽(うそ)」が嘘をつくわけがないよね。

 

予報どおり、日照がほとんどなく、お昼ごろにはチラチラ雪が舞い始めました。

午後0時55分の、雨雲レーダー画像です。

長野県南部と、ギリギリ、佐久を含む東部にかかっています。

北部の青色は、内陸とは性格の違う雪で、山辺と思われます。

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約1時間後、民放テレビは、東京都心部の大雪を報じ、警告しました。

この時刻、佐久では雪雲はなくなりました。

「真冬の南岸定気圧、恐るべし…」ですね。

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今日は、ほぼ一日中、部屋に閉じこもり、明日の「古紙出し」の準備でした。

アメダス、最高気温は0.5度(15;53)、辛うじて「真冬日」は免れました。

 

夜のテレビを見て、「長野県内で、オミクロン株8人…」

「佐久地方は、特別警報・レベル4に…」

第6波が現実味を帯びてきました。

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昨日、警報・レベル3になったばかりだったのに…。

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一昨日から、すごい増加だ。

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「佐久の季節便り」、「鷽替え神事」が、以前の年賀状に紹介されて…。

「寒気」の流入は収まったもの、お天気は、冬型に…。

アメダス、最低気温は、氷点下5.7度(6:01)、日中は晴れの予報です。

雪雲を被った浅間連峰に、朝日が当たっています。(7:58)

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朝イチ仕事は、氷点下の中、「埋め立てゴミ」出しとファンヒーターへの給油…

 

読売新聞一面トップ 見出しは、オミクロン株 感染者全員入院見直し 宿泊・自宅療養活用

新規観戦1000人超 ファイザー飲み薬「2月実用化」

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昨日の段階で、長野県も+13 。

なお、本日はさらに増えて+26。その内、2名がオミクロン株か?

佐久地域はレベル3の警戒地域になってしまいました。

コロナ・疫病対策は、結局のところ神頼み…・?

知人から頂いた以前の年賀状に、「鷽替神事」が紹介されていました。

『私たちのしぜん』の表紙を飾った野鳥・「鷽(うそ)」と共に、撮りました。

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筑前太宰府天満宮御やしろに毎年正月七日うそかへと云う事あり四方の里人木の枝をもてうそとりの形をつくり持きたり神前に於て互いにとりかへてその年の吉兆を招くことになん是や今迄のあしきもうそとなり吉に鳥かへんとの心にてうそかへといふ…云々

 地震・台風・水害・戦争・かどわかし等々が猿。うそになって鳥かえられますようにに。

干支の、申(猿)年の旧年から、酉(鳥)年の新年に願う…、文面です。

 

日中は、穏やかな冬日でしたが、夕方にはぐんぐん冷え込んできました。

「三日月」さまを観ようと、6時前に二階のベランダに上がりました。

「十二月三日」のお月さまが、西空高くにかかりました。(17:58)

伊達政宗の兜・前立てのようですね。

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露光時間を増すと、地球照も薄っすらと…。

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アメダス、最高気温は1.4度(13:45)、真冬日は免れました。

「低温注意報」が出て、明朝は氷点下10度、二桁の冷え込みの予報が…。

早めに、就寝しましょう。

「佐久の季節便り」、朝、雪がチラチラ…、夕に、二日の細いお月さまが…。

ラジオで気象予報士が、「冬将軍、仕事初めは東日本…長野県北部では雪が降り続いています。」

浅間連峰は黒い雪雲に覆われ、地面はとうっすらと淡雪が…。

正月4日、世の中は早くも仕事初め…。

今朝は、雪片付けの仕事は無く、「容プラゴミ」出しが朝イチ仕事になりました。

アメダス、最低気温は氷点下7.1度(1:50)、日中は、曇りがちのお天気に…。

 

読売新聞スポーツ欄は、箱根駅伝の結果が…見出しを列挙します。

青学 異次元の独走 攻めて連続区間新締め 2年ぶり6度目栄冠 10時間43分42秒

順天堂復活2位 4年意地見せた 駒沢3位故障に泣く 東洋アンカー快走4位

残り1キロ法政逆転シード

 10区の急失速で8年ぶりにシード権を逃した東海大の両角速監督は「力不足。また再スタートです」と語った。

 

何故か、「鵯(ひよどり)」が軒先に止まっています。

どうやら、縁側の花瓶に挿した「コトネアスター」の赤い実を狙っているようです。

クリスマスリース用の物を、目敏く見つけていたのです。

お気に入りは「梅擬(うめもどき)」の実なんですが、すっかり食べ尽くしてしまいましたから…。

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日中は、晴れたり曇ったり…、部屋に閉じこもっていました。

期待は、「十二月二日」のお月さまです。

月齢1.4(正午)、日の入り時刻16:44(長野)、月の入り時刻18:15(長野)

18:15−16:44 =  時間差は1時間31分 これは期待が高まります。

17時を回ったところで、2階のベランダへ…。

ラッキー、西空低く雲間に見えました。(17:12〜)

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望遠でアップ…、デジタル拡大…、うっすら地球照も…。

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辺りはだんだん暗くなり、黒雲の間に、二日月も光って…。(17:25)

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「二日月」が観られるなんて珍しいこと…、新年早々、ラッキーでした。

アメダス、最高気温は3.3度(12:38)、明日の朝は、冷え込みが厳しい予報です。

四分儀座流星群が、明朝も期待できるとか…。

でも、起きる元気は無いか…。

「佐久の季節便り」、ランドマーク・「リギダ松」が、雪原に立ち…」

起きてびっくり、今朝も新たに淡雪が…、霰(あられ)も混じっています。

豪雪の北信濃から、風に舞ってきたようです。

1時に、0.5ミリの降水量が記録されています。

アメダス、最低気温は氷点下4.1度(6:29)、冬型は緩み、晴れときどき曇りの予報です。

裏の三つ葉の松・リギダ松」は、辺りの雪景色の中で、存在感バッチリ…。

佐久市岩村田上の城区の入り口・ランドマーク(小字:旦過・たんが)になっています。

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以前、Fmさくだいら放送で話しました。

今度は、佐久ケーブルテレビで、紹介する予定です。

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今日1月3日は、旧暦・十二月一日(朔日)、月日のめぐりを実感します。

コラム・ことわざ大百科 一富士二鷹三茄子(なすび)」

初夢に見ると縁起がよいといわれるものを順番に並べたことわざだよ。1番縁起がいいには富士山で、2番目は鷹、3番目は茄子(なすび)ということなんだ。ムシャーナは初夢をたべたことはあるのかな。

「鷹」で思い出したのは、以前に旅で求めた「お鷹ポッポ」です。

手に取ると、米沢・上杉神社、参拝記念(H.18.6.2)と、ありました。

ネット検索すると、材は「コシアブラでした。

コシアブラは、とうふの木と呼ばれ、材が白色、柔らかいのだとか…。

因みに、太宰府の「木うそ」の材は、「ホオノキ」だとか…。

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久しぶりに雪のあるお正月、佐久の風景を見ながら、初ドライブでお店巡り…。

買い物は、故郷の味覚・食材…、今年のお正月もステイホームだった子どもに送るためです。

心配した路面の雪は、日差しにほとんど融けていました。

「道の駅」はまだ閉店、ホームセンターで、人気ブランド米・「五郎兵衛(ごろべえ)米」や「サンふじ」・りんごなどを求めました。

 

元日の読売新聞・編集手帳 引用します。

クマのプーさんにはコブタの親友がいる。A・A・ミルン著『クマのプーさん』(石井桃子訳、岩波少年文庫)に、夕日に向かって歩きながら会話を交わす場面がある◆「プー、きみ、朝おきたときね、まず第一に、どんなこと、かんがえる?」「けさのごはんは、なににしよ?ってことだな」。つぎにプーさんが「きみは?」と同じ質問をすると、コブタは答えた。「きょうは、どんなすばらしいことがあるかな、ってことだよ」◆すると、プーさんはうなずいて。こう言うのである。「つまり、(僕と)おんなじことだね」◆じつは一昨年の春、第1波の巣ごもり期間中に読んで、うるっとした。朝食に始まる一日を考え、楽しい気持ちになることがこの先あるのだろうかと真面目に思った。いつかコロナ禍に終わりがあると信じるとして、いまはどのぐらいの場所にいるのか。朝起きて体調を気にかけず、プーさんたちのようなのどかな会話を友人や家族とできる日をふやしたいものである◆けさのごはんは、おせちですか、雑煮ですか。去年ほどの暗さはないにしても、まだまだ心配な今年最初の朝が来た。

我が家では、まだ、お節(せち)が残っています。

 

アメダス、最高気温は5.8度(11:38),日中、寒さは感じませんでした。

「佐久の季節便り」、「蘇民将来子孫人也」・護符を、お正月の玄関に…。

6時半、外に出てから気づきました。

今日、1月2日は、新聞朝刊の休刊日でした。

西空は良く晴れて、双子座が光っています。

塀の屋根・トタンには、真っ白く霜が降りています。

アメダス、最低気温は氷点下13.0度(6:51)、この冬、一番の冷え込みです。

朝日が軒先の氷柱(つらら)で反射、輝いています。(9:01)

f:id:yatsugatake:20220102090159j:plain日が当たっても、氷は融けません。

それでも、氷柱は11時頃には、暖まった軒から落ちてしまいました。

玄関には、蘇民将来」の護符がおいてあります。

以前は毎年、上田の信濃国分寺・八日堂縁日でいただきました。

大・中・小の20本ほどあるうちの一部です。

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八面に、「大福・長者・蘇民・将来・子孫・人也」とあります。

この家は、蘇民将来の子孫である…。

魔除けのご利益があるんでしょうか。

暮に、ラジオ・マイあさだよりで、伊勢の正月飾りについて聞きました。

蘇民将来家門」の護符を飾るのだそうです。

内容がよく似ていてびっくり、ネット検索してみました。

 

今日のテレビでは、太宰府天満宮の「鷽替え神事」・縁起物が紹介されました

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午前中は、箱根駅伝をテレビ観戦…。

日中、風も無く気温が上がりました。

夜には、娘家族が御年始に…、書初めは、「澄心静慮」。

受験生には、ピッタリの四文字熟語ですね。

人生の大きな節目、幸運を祈っています。

 

アメダス、最高気温は3.2度(15:00)、気温差の大きな一日になりました。

「佐久の季節便り」、新年の朝、「霜月二十八日」の細い細い月に、奇跡の出会い…。

晦日の夜、テレビは「ゆく年くる年」…。

ラジオは、新しく始まる大河ドラマ・「鎌倉殿の13人」…。

今朝、目覚めたら6時半、ラジオ体操が…。

昨夜に舞っていた小雪はどうかな…、心配して新聞を取りに出ると、晴れていて意外な感じ…。

半信半疑で東の空に目をやると、「霜月二十八日の細い細いお月さま」が、屋根の上にかかっています…。(6:29)

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今日、新年・元旦は、旧暦の「霜月二十九日」、早朝に出たお月さまです

『月と季節の暦』によると、廿八日 月の出 翌5:00(東京)

つまり、「霜月二十八日」の月の出時刻は、翌日の朝5時と言うことです。

新聞・あすの暦では、1月1日 旧暦11月29日 5:09(長野)に該当します。

今朝の月は、誤解しやすいが、「二十九日の月」ではありません。気をつけましょう。

「二十九日の月」は月の出時刻は6:24(長野)、日の出時刻7:00(長野)前の明るさのために、ほとんど観ることができません。

 

昨日の朝は、残念、吹雪で観られなかった「霜月二十七日のお月さま」(チェシャ猫の口)です。

昨日の朝、気象予報士の伊藤みゆきさんが、「東京は、晴れた空に、逆さ三日月が見えています…」と、話していました。

一日後の今朝は、さらに細くなったお月さまに、奇跡の出会いでした。

7時を回って、「平尾山」の上空「朝焼け雲」が…(7.10)

見えますか?画面中央やや下に、ぽつんと明かりが…、南パラダスキー場の照明です。

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明けましておめでとうございます。

今年も、コロナの収束を願わずにはいられません。

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新年を寿ぎ、お節(せち)をいただきました。

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お昼にお雑煮、食べ過ぎに要注意だな…、体を動かさないし…。

外に出たのは、先に頂いた年賀状に、遅ればせながら…。

佐久郵便局に、車で行って投函…、駐車場は次々に来る車で満杯…。

毎年のお正月風景ですね。

 

午後は、寝床で読書…、蔵から読み始めた『義民が駆ける』(藤沢周平を読み終えました。

「あとがき」を一部引用します。

 天保一揆とか、天保義民という名で呼ばれている羽州荘内領民の藩主国替え阻止騒ぎは、私の郷里にあったことで、郷里で人口に膾炙している話である。もっとも最近の若い方々が、どの程度この話を知っているかはわからない。

 私は子供のころに聞いた。そして一方的な美談として聞かされたために、いつからともなくその話に疑問もしくは反感といったものを抱くようになったのはいたしかたないことだった。(中略)

 その気分のまま、長い間私はこの事件から遠ざかっていたようである。小説に書くようになったのは偶然にすぎない。だがそれで調べ直してみると、なかなかこれまで考えていたような短銃な事件でないことに気付かされるのであった。〜(中略)

 ここには、たとえば義民佐倉宗五郎の明快さと直截さはない。醒めている者もおり、酔っている者もいた。中味は複雑で、奇怪でさえある。このように一面的でない複雑さの総和が、むしろ歴史の真実であることを、このむかしの“義民..”の群が示しているように思われる。あるいは誤解されかねない義民という言葉を題名に入れた所以である。

 この小説は、次に掲げるように多くの先学のご研究を参考にして編まれたものである。記して感謝申し上げる次第である。

                       昭和五十一年九月一日

今から200年ほど前、江戸時代の幕府、藩、領民、農民の暮らし…。

その複雑怪奇な人間関係が、垣間見られた思いです。

不自由もなく、毎日、暢気に暮らせることは、最高の幸せと言えるでしょう。

 

アメダス、最高気温は、氷点下0.1度(14:38)、日差しの温もりは感じられましたが、今日も真冬日でした。