旧暦「月暦」如月十七日。相変わらず不安定な天気の一日でした。

yatsugatake2005-03-26

朝日の中で、雪がチラチラしていました。
このところの不安定な陽気からは、人間の体は春を感じられません。その点、植物は立派なもので、例えばスイセンなどは花首をぐんぐん伸ばし、桜の蕾はどんどん膨らんできています。温度を累積して感じるのでしょう。
楽しみな庭のカタクリも、健気にも積雪を突き抜け、花芽をもたげてきています。
カタクリは、「スプリングエフェメラル」の代表選手、面目躍如ですね。
人間を含めて動物は、外気によっていちいち影響を受けるから困りものです。
でも元気を出して、昨秋にやり残した菊鉢の片付けを済ませました。大部分の株が枯れてしまっていました。冷たい空っ風が吹く佐久地方では、菊の屋外での冬越しは無理なようです。特別この冬は厳しかったのかもしれません。
今日は「望」。見事なお月様(月齢15.7)が昇ってきました。昨夜と同様に、真ん丸なお月様でした。昨夜と違って、そばにお星様を従えていました。あれだけの月明かりの中でも、はっきり見える明るい星は、マイナス2.4等の「木星」でした。
さすがは、「ジュピター」の名をもらっただけのことはあります。
月と木星の実際の大きさは比べ物にならないのに、見かけの大きさがこんなに違うのは距離の違いに他なりません。実に面白いものです。