旧暦「月暦」、弥生四日。花冷え、とうとう氷雨になりました。

yatsugatake2005-04-12

朝から花冷えの寒空。せっかく春らしくなったのに、また文字通りの「着・更・着」で、着膨れました。午後はとうとう氷雨が降り出して、旧暦如月の、3月並みに逆戻りでした。
雨の中を、「レンギョウ」が濃黄色の花を枝一面につけて、辺りに春を振り撒いています。
サンシュユ」の花もほぼ満開、「春黄金花(はるこがねばな)」の名前のとおり、明るい黄金色を振り撒いてくれています。
文芸春秋』の「百花事典」(柳宗民)から、学ぶことがありました。
レンギョウの名は、漢名「連翹」の音読みであるが、この連翹とは、本来オトギリソウ科の
トモエソウ(巴草)であるとのこと。レンギョウの正しい漢名は「黄寿丹」であることを、初めて知りました。わが国で使われる漢名にはかなり誤りがあるようです。知ったかぶりして漢字を使わないように、気をつけたいと思います。
早春に咲く花木には、一月に咲くロウバイに始まり、二月のマンサク、三月のサンシュユ
ヒュウガミズキやトサミズキ、そしてこのレンギョウなど、黄色い花を咲かせるものが多い。何故なのだろうか?と、書かれています。
確かに、自然のなせる業はなんとも不思議です。
それにしても、信州では春になって、花が一斉に開きます。