旧暦「月暦」弥生、六日。これぞ春の日、外仕事を進めました。

yatsugatake2005-04-14

出されていた霜予報も、たまり水に薄氷が張っただけでした。
取り込んだ植物の鉢を縁側に出して、朝日を浴びさせたことが、そのまま引き金になって、朝から動き始めてしまいました。
穏やかな春の日の庭いじりほど、至福の時間はありません。程よく湿った土の感触を楽しみながら、素手でかき回していると、植物の柔らかい若い芽に触れます。まさに生命の息吹に触れた思いです。無我の境地とは、この庭いじりをしている時のことでしょう。
意外に厳しかった冬を耐えた植物の生命力に、脱帽です。
太くたくましく芽を出したカサブランカ百合。明日は、より一層気持ちよく伸びるように、植え替えて上げるつもりです。
鉢で冬越しをさせてきたスミレが、なかなか芽を出さないので、枯れてしまったかとあきらめていました。今日見たら、出ていました。マツモトセンノウも、エンビセンノウも、冬枯れしたものの根元から出ていました。うれしくなりました。花が、今から楽しみです。
昨日、スミレが駒場公園の道路縁石の隙間に一列になって、花を咲かせていました。
スミレに限らず、植物は生育環境(温度条件の違い)によって、こんなにも育ちが違うんですね。妙に感心してしまいました。
夕方、六日のお月様が頭の天辺(てっぺん)に、出ていました。