旧暦、水無月六日。梅雨空、蒸し暑い日でした。

yatsugatake2005-07-11

朝からどんより曇り空でした。
先日、浅科図書館で偶然に見たオトギリソウの仲間、コゴメバオトギリ(小米葉弟切)。いただいてきた標本の花が目に入りました。小さいながらも、曇り空に黄金色の花が輝いています。
名前についてはネットで調べただけなので、いまひとつすっきりしません。帰化植物という見当もついたので、本棚にある『日本帰化植物写真図鑑』を思い出しました。
早速に索引を見ると、なんと「コゴメバオトギリ」が出ています。ページを開いて、写真や解説を見ていくと、嬉しいことに「実物標本」とピッタリです。『花びらの縁に、黒点が並ぶ…」の記述が目に止まりました。「これは、カギになる。」確かめるために、実物標本に急ぎました。見ると、黒点があるようです。何しろ、花の径が1.5センチと、小さいのではっきりしません。
それからは、ルーペで見たりマクロ接写したりして、花びらの黒点と、葉の明点・黒点についても確認のために調べました。葉の明点・黒点についても解説内容と一致したので、自信がもてました。ついでにシナノオトギリについても、同様に調べてみました。
これは面白い内容だと、「咲いと」に数通を画像とともに投稿しました。これで、あっという間に、午前が終わりました。帰ってきた妻に経過を話すと、「オタク」と、一笑に付されてしまいましたが、楽しい時間でした。
午後は、蒸し暑くなってきました。気温は28度ですが、風がなく湿度が80%だから無理もありません。涼しさを求めて、運動のために休耕田に出かけました。代表的な「盆花」のミソハギとクサキョウチクトウが咲き始めていました。ヒマワリも咲き始めました。
7月も中旬なんですから…当然かも知れません。
モロヘイヤ、オカヒジキ、ナス、ピーマン、ズッキーニなどを収穫してから、消毒を一噴き掛けました。
日照がないせいか、野菜はいまひとつ逞しさに欠けた感じです。夏の日差しがほしいです。
車に戻ると、汗が吹き出ました。冷房の風を目いっぱい顔に向けて、帰りました。