旧暦、水無月十七日。日照少ないのに、今日もしっかり真夏日になりま

yatsugatake2005-07-22

佐久市役所の封筒の郵便が届きました。
それは予想したとおり、調査報告書が入っていました。
詳しく言えば、第5回緑の環境調査『身近な生きものの生息分布調査報告書』です。
調査に協力した者(ボランティア)に送ってきたものです。(報告人数、286人)私も、毎回参加して、身近な生き物観察の参考にするとともに、励みにして参りました。
この調査は、昆虫・魚類・鳥類・〜植物まで、20種の生きものを、指標にして、メッシュ内で観察したことをハガキやネットで報告するのです。市の生活環境課が、市民に調査協力を呼びかけて、平成4年から3年目ごとに、計画・実施しているもので、昨年が第5回でした。
早速、カラー印刷の立派な冊子に目を通しました。
種毎に、総括(考察)が指導者によってていねいになされておりました。前回との比較を見て、報告件数が増えているものが13種あり、特に、トノサマガエル、ホタル類カワニナバイカモなど水環境の指標となる生物の報告件数が増えたとのことでした。(必ずしも数の増加とはいえないが…)ひとまずは、安心というところです。
バイカモ(金魚藻)の繁殖状況は是非とも自分の目で確認したいと思っています。
以前に、富士山麓の天然記念物「忍野八海」を訪れたとき、湧き出た清流中にバイカモが揺らめいていました。その光景が目に浮かんできます。
全戸水洗化への取り組みによって、現在の水洗化率80.1%(旧佐久市)と、成果が上がってきていることも、よい結果をもたらしているそうです。河川の水質、BOD(生物化学的酸素要求量)の経年変化で、改善が認められます。
懸念されるのは、シカ(ニホンジカ)です。前回よりも多く報告されました。農業従事者にとっては嫌われる存在です。山の自然の中で生きてもらうように、共存の方法を講ずる必要があります。知人の体験的な話では、「案山子」が意外なほど効果をもたらすとか?うちの休耕田には、絶対といっていいほど現れないので、残念ながら試しようがありません。
これからじっくり読んで、身の回りの自然について考えていくつもりです。
より多くの市民が、自然環境に関心をもってほしいものです。
今夜は曇り空、お月様はあきらめです。
白い花が咲く正真正銘の「ツキミソウツキミソウ)」の画像で、我慢します。