旧暦、水無月十八日。日照殆どなく、26.2度が最高気温でした。

yatsugatake2005-07-23

早朝に、2ミリの降水は予想外でした。
濃霧注意報も出て、肌寒いほどです。
こんな日には、オオマツヨイグサツキミソウともに、まだ開いたままです。ツキミソウ(白花)は、花びらがほんのり桜色。別の花と見間違えるほどです。
午後2時頃まで日照はゼロ、その後も殆どお日様は照りませんでした。そのため、午後4時になって、ようやく26.2度の最高気温というのだから、びっくりです。
「北冷・西高」の言葉で、予報官が解説しました。この辺りも、北に属すようです。
盛岡地方の天気予報を見ると、向こう1週間ずっと最高気温が25度ほどです。最低気温は当然に20度以下です。この時期、これはかなりの低温傾向です。
宮澤賢治が生涯にわたって心配し続けていた「サムサノナツハオロオロアルキ…」が、懸念されます。この時期に、東北地方の太平洋側に冷たい湿っぽい風が吹くと、稲作に大きな影響を与えます。昔から、この風を「山背(やませ)というのですが、「凶作風」とか「餓死風」とも呼んで、恐れられてきました。
「山背」といえば、「最上川舟唄」の歌詞に、歌い込まれているようです。
その一節に、「山背風だよ 諦めしゃんせ…」とか、「別れつらさよ 山背の風だ 俺をうらむな 風うらめ…」が、あります。日活映画華やかなりし頃、これと同じ歌詞の挿入歌、(曲は、ダンチョネ節だったか?)を、主演の小林旭が歌っていました。
なぜ、「山背の風」が、歌い込まれるのか?映画の方はともかく、山形県の民謡になぜか?どうも、はっきりしません。
ネットを見ていたら、「山背の風は、順風」の記述が、目に止まりました。
なるほど、そういうことか。つまり、山背の東風は、舟を出すには好都合ということらしいのです。私はこのように、解釈してみましたが、これでいいんでしょうか?まだ半信半疑、東北地方の方に、教えてほしいです。
天気の早い回復・夏の高温が待たれます。