文月一日(朔日)。猛暑、真夏日、最高気温を更新しました。

yatsugatake2005-08-05

ゴッホの描くヒマワリを思い出しました。
黄金色の花からは、活力なんてものじゃなくオーラが発せられているようです。
 向日葵は金の油を身にあびてゆらりと高し日のちひささよ(前田夕暮
長谷川櫂:『四季のうた』に紹介されています。この歌の向日葵は、香油を浴びて法悦にひたるインドの若い修行僧のよう。と、解説があります。
 向日葵の空かがやけり波の群(水原秋桜子
これも、昨日の読売新聞コラム、長谷川櫂:「四季」に紹介されました。外房海岸、鴨川の仁右衛門(にえもん)島[(波太=なぶと)島]での句。
海原だけでなく青空にも白い波がまぶしくかがやく。〜この躍動する風景を背にして誕生したばかりのヴィーナスのようにたたずむ向日葵の花。と、解説があります。
次に、夏の大空に湧き上がる入道雲。これまた、人知の及ばない世界です。
これは、今日の読売新聞コラム、倉嶋厚:「季節アルバム」に紹介されていました。
歳時記「雲の峰」(積乱雲)を、地方により○○太郎と呼ぶそうです。
上伊那地方に「信濃太郎」があるそうです。佐久地方では、聞いたことはありません…。
一茶の句が紹介されていました。
 「大の字にねて見たりけり雲の峰」、「寝むしろや足でかぞへる雲の峰」、「投げ出した 足の先なり雲の峰」。夏は昼寝にかぎる。と、ありました。
昨夜は寝苦しいこともなく、涼しい感じで明けた朝でした。
ガガブタの花がまた花を開きました。珍しくシナノオトギリも咲いています。ぶらりと出ただけで写真撮りを続けていたので、「帽子ぐらいかぶってやって…」と、忠告されてしまいました。11時には早くも32.0度。
午前中は、画像を「咲いと」に、投稿するなどで過ごしました。午後2時にはとうとう33.6度の最高気温を更新してしまいました。
気温は上がりましたが、風があり、湿度がやや低かったためか、昨日よりは凌ぎやすかったです。6時にやっと29.6度と、30度を下回りました。
田んぼを見ると、この暑さで稲穂が出始めました。
もうしばらくの間、人間が我慢しなければなりません。