文月十七日。日照少なく、28.3度が最高気温でした。

yatsugatake2005-08-21

朝、お隣から「杏の木にアメシロがいる」と、教えていただきました。
気付かない間に、1センチにもなっていてびっくりしました。すぐに退治しました。
8月の探鳥会、浅間連峰の高峰山(標高2,091.6メートル)に出かけました。
チェリーパークラインわきには、マツムシソウやキオン、アキノキリンソウなど、すでに秋の花々に変わり、ヤナギランやツリガネニンジンなどが夏の名残を見せていました。
今朝の読売新聞コラム「四季」に、「松虫草」が紹介されていました。
松虫草霧(き)らひながらに花明かり 石塚友二
古語が難しくて意味が分かりにくいので、長谷川櫂氏の解説を一部引用します。
〜赤松の林のはずれの草むらで、ゆらりと伸びた茎の先に薄紫色の冠のような花が揺れていた。日向もいいが、この句のように霧をまとうといっそう美しい。高原の霧が似合う花である。
今日の高峰山は、霧(ガス)が勢いよく、巻いていました。
寒いほどの風が吹いて、お花畑の花々を揺すりました。
この天候のためか、肝心の野鳥たちは声も姿も控えめでした。最後の取り合わせで、18種が数えられましたが、いつもの通り自分の目と耳で確認できたのは、三分の一がいいところでした。
興味深かったのはメボソムシクイ、聞きなしが「ゼニトリニトリ…」笑ってしまいました。もう一種、ウソ。これは、「フィーフィー」と、「嘯(うそぶく)」ように鳴きます。
嘯くとは、口笛を吹くこと。区別が聞き分けられず、間違えるほどでした。「本当のウソか?」「嘘のウソじゃないだろうな?」などと、ややこしい駄洒落の会話をいつものようにしながら、笑い合いました。
今日の探鳥会は、どちらかというと探花会になりました。
家に戻って整理すると、50コマ以上もの画像が撮れていました。
午後は小雨が降り涼しかったので、菊鉢の支柱立てを進めました。支柱にしたものは、古いよし(葦)ずを分解して取り出した葦の茎です。これもリサイクル利用です。
お月様は半ばあきらめていましたが、10時を回ると、バッチリ見えました。
今夜も、見事なお月様でした。