葉月六日。10時に最高気温が24.5度、めっきり涼しくなりました

yatsugatake2005-09-09

草藪の影に、「斑入りヤブラン」が咲いています。
普通種のヤブランより、花の時期が多少遅いようです。
ヤブランは、秋の季節によく似合います。
山室静先生が好きな花ヤブランが、随筆集『老いの気晴らし』の「我が家の秋の花」に紹介されています。
〜これも大好きなヤブランが薄紫色の穂を庭のあちこちに四、五十本もたげかけている。秋の花は鮮やかな色のものでもみなどこかその色が深く沈んで心を幽かなところは誘ってくれるのうれしい。〜
名にランとつくが、ユリ科です。花は小さいながらも、内花被、外花被それぞれが3枚ずつそろっていて、見ていても楽しいです。
午後は、台風を口実にご無沙汰していた田んぼに出かけました。案の定、またまた草が繁茂していました。しかも、イヌビエやメヒシバをはじめ、草という草が実を稔らせてきました。殆どお手上げ状態なのですが、今日も見るに見かねて、里芋の株周りだけを除草しました。
近くの林では、ミンミンゼミが精一杯鳴いています。すぐそばでは、コロコロリーと、エンマコオロギが気持ちよく鳴いています。虫も跳び出します。ショウリョウバッタやオンブバッタなどです。名前も愉快です。
今日は涼しくて、体を動かしても汗が全然出ません。
お日様が西に傾いた頃、なんとかやり終えました。
空を見上げたら、葉月六日のお月様が昨日よりは少し太って見えました。