神無月二十三日。7時氷点下1.8度、午後2時12.6度、寒さが緩

yatsugatake2005-11-24

連日の朝の冷え込みが緩み、穏やかな小春日和でした。
曇り空も次第に晴れて、柿の木に残された朱色の実、「守り柿」が青空に映えています。
今年、柿は成り歳で豊作でした。
佐久では俗に「守り柿」と言いますが、辞書には「木守り・きまぶり」とありますから、正しくは、「木守り柿」と言うのでしょう。
解説は、「翌年の実りを願って木に一つ二つ取り残しておくカキ・ミカンなどの果実。」です。
下伊那出身の熊谷元一著、絵本『二ほんのかきのき』(先日、写真展で購入)に「きまもり」のかき、『信濃文庫、守り柿』の、土田耕平の作品「守り柿」があります。
柿の木が多い長野県では、収穫への感謝と願いとが、ごく自然に込められた風物詩です。
『美人の日本語』にも、「天への捧げもの」として扱われているようです。
昨日は、「勤労感謝の日」。昔、旧暦11月卯の日に行われた「新嘗祭(にいなめさい)」が起源です。その翌日は、「豊明節会(とよあかりのせちえ)」の儀式でした。昔は、食物への感謝と願いを大事にしたものだと感心しました。
「木守り」の風習がいつまでも残ってほしいものです。


うれしい情報がありました。読売新聞に、「はやぶさ」着地していた
急いで、「日本惑星協会」のHPを見ました。同様の記事がありました。30分間にわたり着地していたと、発表されました。着地は比較的岩石が少ないミューゼスの海、サンプルの採取は成功しなかったようです。
25日以降の再トライに、サンプル採取の成功を祈ります。