朝、氷点下4.1度の冷え込み、たちま気温が上がって春のようでした。
居間に移した「ロウバイ(臘・蝋梅)」の蕾がどんどん膨らんで、蝋のような光沢の花を咲かせています。もう一つの名前の由来とされる、「臘月(ろうげつ」に咲く花、つまり旧暦の十二月に咲く花、そのままです。野生の花が少ない冬の時期だからこそ嬉しいです。
『世界の植物(朝日)』、『牧野新日本植物図鑑』、ネットなどで学名を調べてみました。
○ロウバイ(臘・蝋梅)
Chimonanthus praecox(早期の、早熟の、早咲きの)
cheimon(冬)+anthos(花)
一年の早い時期、冬に咲く花を意味する。
○トウロウバイ(檀香梅)
Chimonanthus praecox var.grandiflora
ロウバイに比べ、花がやや大形、花弁もやや広い。
○ソシン(素心)ロウバイ
Chimonannthus praecox concolor(同色の)
花全体が、黄色一色であることを意味する。
○クロバナロウバイ
Calycanthus floridus(花の目立つ、花の充満した)
Calyx(萼)+anthos(花)
花被は萼片と花弁が同形で、一見全部萼片からなっているように見えるため。
暗赤褐色で芳香がある。
学名の付け方は、なかなか興味深いです。
手もとの通販「花カタログ」に載っている「黒花ロウバイ」も欲しくなりました。