早朝2時、氷点下6.3度。12時に氷点下0.6度、真冬日でした。

yatsugatake2006-01-19

今日は、旧暦十二(臘・蝋)月二十日。今年の大晦日まであと10日間です。
昨夜の「十九日の月」は、雲のために見えませんでした。
朝、西の空に残ったお月様を眺めました。模様の女の人が上向きになっています。青空に白くぽっかりと浮かんでいます。
画像は、ソメイヨシノとヒバの枝と一緒に撮ったものです。


二十日の月は、その形と月の出が興味深いのです。「更(ふ)け待ち月」の名の通り、夜が更けてから昇ります。しかも、欠けた縁(へり)を上に向けています。
日頃、見慣れたお月様の姿と異なるので、異様に感じるのです。赤みがあれば気味が悪いほどです。
宮沢賢治の作品にも登場します。「楢ノ木大学士の野宿」に、〜二十日の月は東にかゝり、空気は水より冷たかった〜。「烏の北斗七星」には、〜いや、ちがひました。さうぢやありません。月が出たのです。青いひしげた二十日の月が、東の山から泣いて登つてきたのです〜。と、意味深です。
今夜の「臘・蝋月二十日月」、月の出時刻は9時27分です。
山の高さ分1時間を足しても10時半前には顔を見せてくれるでしょう。
どんな姿を見せてくれるでしょうか?