旧暦、正月十一日。

yatsugatake2006-02-08

午前中、「賢治を読む会」の2月例会がありました。
「旧暦、新年おめでとうございます。」と、皆で挨拶をしました。
寒いといいながらも、光には春の気配が感じられます。
季節の花の紹介、「サンシュユ」の花を参加者が持参して飾ってくれました。室内に取り込んで咲かせたものです。別名、「春黄金花」のとおり、黄色の花が明るい春を思わせます。また、秋の赤い実から「秋珊瑚」の別名があります。今は、干からびてついています。
読んだ作品は、「楢ノ木大学士の野宿」第二夜です。
まず、作品に登場する二十日の月の見え方の特徴を学びました。「更(ふけ)待ち月」を見て、実感することをお勧めしました。続いて、岩石の成因と分類、造岩鉱物などについて、実物標本とともに事前に学びました。
読み合わせをすると、擬人化された鉱物たちの会話が臨場感をもって聞こえてきました。岩石・鉱物の一欠けらから、ロマンあふれる楽しいお話が作られていることに、改めて感心したことです。


午後、家に戻ってしばらくすると、餌台に日ごろ見かけない小鳥が来ました。メジロです。
カワラヒワにしては小さいなと思ったら、目の周りがくりっと白い、その名もメジロ(目白)でした。
初めての来訪、これは餌台効果です。ピーナツを細かく砕いてサービスしました。
すると今度は、二羽でやってきました。仲良く啄ばんでいるところへ、シジュウカラが目ざとく割り込んできました。盛んに追い払っています。一緒に食べればいいのに…。メジロは控えめに、ウメモドキの枝に佇んで順番待ちです。
写真にも収めました。画像の投稿ができないので残念です。楽しいウォッチングでした。


4時を回ると、雪が降り始めました。
二日続き、今夜もお月様はあきらめです。