風も穏やか、麗らかな春の日になりました。

yatsugatake2006-04-17

久しぶりに空が晴れました。
おかげで、「十九夜」のお月様を、朝まで通して楽しむことができました。
「月待ち信仰」の「十九夜」は、現在も行われている地区があります。
「十九夜塔」も、残されています。
「十九夜」は、如意輪観音を主尊とし、地区の女性たちの集まり安産・子宝祈願をしたそうです。もちろん、集まれば他の話題もあったはずだし、楽しい寄り合いだったことが想像されます。


旧暦、十九日の月は、「寝待ち月」の別名があります。
昨夜は、月の出時刻が21:11ですから、月の出を寝ながら待つというわけです。
30分を加えたころに、実際に東の空にぽっかりと昇っているのです。
画像は、21:45の月、形が全体に少し細まって、柔らかな感じに見えます。
昇ったばかりなので、大きく、黄金色に見えています。
月待ちをしていた人たちも、一層ありがたさを感じたのかも知れません。


読売新聞(4.16)こどもの詩に、満月を詠んだ「月の音ぷ」(岩田友梨)が載っていました。紹介します。
  満月が電線に/ひっかかって見えた/あっ/ぼうをつけると音ぷだな/
  今夜はきれいな音をかなでる/「月の音ぷ」をみつけた
子どもらしい感性・歓声に拍手…。
画像の月にも、ど真ん中を電線が写っています。偶然とはいえ、不思議でした。
その後、寝床から、そして早朝、日の出後の白い月まで、十分に楽しみました。