朝の4.2度が12時に19.8度。午後は曇りました。

yatsugatake2006-05-15

黄金色のヤマブキ(一重)やヤエヤマブキ(八重)の花株が、街中のあちらこちらに初夏の明るさを振りまいています。
庭の常緑樹、イチイも黄緑色の新芽を吹き始めました。
その木陰には、これもヤマブキかと見間違えるような黄金色の花が朝日に輝いて見えます。
画像が、ケシ科多年草「セリバヤマブキソウ(芹葉山吹草)」です。
藪中や日の斑とゆらぐ山吹草
         (金尾梅の門)
よく観ると、バラ科のヤマブキとは異なり、花は4弁、花の中心に多数の雄しべがありなかなか美しいです。普通葉の「ヤマブキソウ」、細葉の、「ホソバヤマブキソウ」の近縁種があります。
俳句の世界では、「草山吹」とも呼ばれます。同じケシ科のクサノオウ(草の王・草黄)の花を大型にしたという感じです。ケシ科の植物は、茎から黄色い汁が出て有毒なものが多いので、要注意です。子どもの頃に、ウサギの餌採りには気をつけたものです。
ヤマブキソウは、手を触れずに観賞することにしましょう。