今日は、亡き父の誕生日。
「早見表」で、明治４０年を調べたら生誕９９年です。父の思い出は、「生きている化石植物」の「メタセコイア（アケボノスギ）」です。父は若い頃に、郡の地質調査・研究に携わりました。メタセコイアの化石も採集したときなど、子どもたちに自慢げに話してくれたものです。高齢になってからも、交流のあった化石学者三木茂先生の著作、『Metasequoia』の本を、後生大事に取り出しては眺めていました。詳しい図や写真も載っている専門的なものです。
メタセコイアに特別な気持ちをもち続けていた父、メタセコイアに関心をもって時々観察することこそ、父の供養になると思いました。
そんなわけで、駒場公園に出かけ「メタセコイア並木」に逢ってきました。大木になった枝先には、特徴の羽状複葉の葉が、夏空にそよいでいました。
ついでに立ち寄った図書館では、輿水多仲先生蒐集の「昆虫展」が開催されていました。「モートンイトトンボ」や「ギンヤンマ」など、興味深く見学しました。
外に出ると、じりじりと焼け付く夏の日、カツラの葉が今年も茶色に変わってきました。雨が欲しいです。
明日は、県知事選投票日です。保育園が投票所なので、涼しくなってから裏道を清掃しました。
十二日のお月様が、中空に輝いていました。
