連日の雷注意報、晴れたまま午後4時に32.7度。

yatsugatake2006-08-04

庭の「フシグロセンノウ(節黒仙翁)」が、2週間ほど前から咲き始めています。野生では、林の木陰や林縁に見られる多年草です。朱赤色の大きな5弁のきりっとした花がお気に入りで、毎年、種子をまいて鉢栽培で楽しんでいます。山野草に限らず、茶花としても人気があります。
ずっと以前は、ちょっと山に入れば普通に見られました。それに、子どものままごとの定番だから、この花も「盆花」にされたものと思われます。
挿し芽でも発根するので、今から試して、時期はずれの花を楽しむのも面白いと思います。
山崎林治:『信州の花と実と』に、身近な植物として次の歌とともに紹介されています。
ふしぐろせんのう草生に点るごとく咲き われにきびしき夏すぎんとす (森村浅香)
夜になっても空は晴れ、月明かりが…。十一日のお月様がおぼろに輝いていました。すぐ左にさそり座のアンタレスが、西空に木星が明るく見えました。見上げると、夏の大三角も、月明かりに負けずに見えました。
梅雨が明けて初めてのこと、夏の夜空を久しぶりに楽しみました。