熊野古道、那智大社・大瀧

日本列島の最南端近く、那智勝浦の海に日が昇りました。(4:51)
今日も好い天気です。双眼鏡の力を借りると、那智山のお瀧が遠く望めました。今回の旅のメインである熊野古道歩きと、那智の大瀧の見学…。期待感が高まりました。
8時にはホテルを出発、初夏の明るい日が山の緑を照らし、心地よいです。
那智大社」に向けて、「大門坂」入り口から登りはじめました。早くも「アジサイ」の花が咲いて、青い色が目にしみます。
民家の庭先の梅の木に、赤い実が…。「アンズ」でも「モモ」でもないようです。
画像、かの有名な「ナンコウ(南高)ウメ」と、思われました。新聞・テレビやネットの通販の広告に出てくるものと似ていましたから…。
だれもいないので、確かめようがありませんでした。

樹齢800年の夫婦杉をこぐり、「熊野古道」、杉並木・石畳道を一歩一歩踏みしめながら登りました。
道すがら、日ごろ見かけない暖かい地方の、珍しい植物たちにも出会いました。
植物の専門家の知人から、名前を教えてもらいながら…。
ヤブミョウガウラジロ、イヌビワ、ヒメユズリハスダジイテイカカズラ、シロダモ、アリドオシなどです。特有の模様がちらり…、「ナガサキアゲハ」?が飛んでいました。
画像は、「イヌビワ」と「アリドオシ」です。
イヌビワは、「ビワ」に似て非なるもの…。よく観ると、ビワの実の超ミニ版です。
アリドオシは、「蟻通し」。鋭い刺が見えます。
また、「千両、万両、有り通し。」、縁起物で喜ばれます。 
 
いよいよ那智大社」への急な石段を上ります。「お瀧」が望めるポイントで、集合写真を撮りました。昨年の、「山寺」登山を思い出しながら…。
朱塗りの社殿が現れました。「クスノキ(楠木)」の大木と、三本足の八咫(やた)烏が出迎えてくれました。
 
青岸渡寺・三重の塔」と「那智の大瀧」です。

急な石畳の道を下り、「飛瀧(ひろう)神社」のご神体・「大瀧」の前に立ちました。
○十年年も前に拝観した感動が、また実現しました。拝観料を払って更に近づきました。水量は少なめでしたが、圧倒的な迫力でした。

帰路は渋滞を避けて、伊勢湾岸自動車道を通りました。名古屋港埠頭の自動車は圧巻でした。
帰宅は9時を回っていました。
曇っていた空に
「卯月十六日(望=満月)」の朧月
が見えました。(23:02)
木星」は、雲のために見えませんでした。