「小満」、早くも「ユリノキ(百合の木)」の花が咲き始めました。

「ヤブデマリ(藪手毬)」の花(21.

二十四節気の「小満です。
5時の気温が、10.8度。
薄い雲が空一面に広がって、気持ちのよい朝です。
残念ながら「二十七日のお月さま」は、雲に溶け込んでしまいました。
「天地に生気が満ちる」季節とか…、気持ちのよい陽気に、動植物も生気が漲ります。

今日は、月例のFm放送日です。
季節が移り、駐車場植え込みの植物も先月とは違った顔を見せてくれています。
画像は、「ヤブデマリ(藪手毬)」の花です。
装飾花が可愛らしく、お気に入りの花の一つです。小さな虫も立ち寄っていました。

今日の放送、紹介する花はユリノキ(百合の木)」です。
放送前に花の様子を観ようと、近くの公園その名もずばり「ゆりのき公園」に行ってみました。
びっくり、日当たりのいい南側で、早くもちらほら咲き始めていました。例年は6月半ばだというのに…。

花、葉の特徴的な形と、木全体の様子が分かるようにと、構図を考えて撮りました。
花の内側に差し込んだ光が、外側に透けて見えます。ちょうど、提灯のように…。
面白い写真になりました。

放送内容を箇条書きにします。
(1)「駒場公園」、「ゆりのき公園」に植栽。
学名:Liriodendron tulipifera
    英名:チューリップツリー
(2)葉の形から、「半纏(はんてん)木」の名。
   ほかに、「軍配木」「奴凧の木」の名も。
(3)氷河期の生き残り、「生きた化石」。
   北アメリカに「ユリノキ」、中国に「シナユリノキ
(4)花は、貴重な蜜源。材は、器具・家具、建築用。
   その昔、原住民は大木・丸太で「カヌー」を製造した。

蕾がたくさんあり次々に咲くので、花は、あと2〜3週間ほどは楽しめそうです。
ユリノキの緑陰で木を見上げながら、葉の形や実のでき方を観察するのも楽しいです。
双眼鏡や望遠レンズを持参するのが、いいと思います。

12時に、28.4度。「夏日」。
午後は曇って、東風が強く吹きました。
連日の乾燥注意報…。最低湿度15%、実効湿度50%は、異常です。
明日あたり、お湿りが欲しいんですが…。