待望の雨…、千曲市・研修に出かけます。

赤く熟した「サンザシ」の実(21.9

待望の雨が…、でも研修の旅には生憎のお天気です。
5時の気温、15.3度
JRとしなの鉄道を乗り継いで、千曲市に出かけます。
ガイド冊子に、「月と山とにさそわれて千曲の川岸を旅する」とあります。
昨日の信毎夕刊のコラム「あすの天気」に、グッドタイミングで松尾芭蕉の『更科紀行』が載りました。引用します。
しきりにすすむる秋風の心に吹きさはぎて…。松尾芭蕉が『更科紀行』の旅に出たのは、旧暦八月十一日となる321年前の明日(21.9.29)木曽路から名月で知られる現在の千曲市姨捨を目指した。木々は色づき始め秋深まる今週の県内。だが天気はぐずつきそうで外出時には雨への備えが必要になりそうだ。
やっぱり、雨になりました。(帰宅後アメダスで見ると、佐久市で午前中に6.5ミリ。気温は午後2時に、19.7度。)
上山田温泉のホテル玄関で、真っ赤な「サンザシ(山査子)」の実が一行を迎えてくれました。
千曲市「森将軍塚古墳」の丘に登り、全長約100メートルの大きな前方後円墳に立って、善光寺平ら方面を眺めました。

下から見上げた、「森将軍塚」です。

古墳には石が積まれ、埴輪が並んでいます。当時の科野(しなの)のクニを治めていた王のお墓と考えられています。
小学校社会科教科書にも、教材として載っています。
山の下にある、「長野県立歴史館」と隣接する「森将軍塚古墳館」の両方を見学しました。


歴史観の駐車場に、「シナ(科)ノキ」が植えられています。
シナノキは、信濃(しなの)の国の語源とされています。
車窓から眺めながら、見学地を後にしました。
会場のホテルに着いて、温泉に浸かって疲れを癒しました。
夜は、楽しい宴会です。積もる話に華が咲き、賑やかな時間が過ぎました。
「管飽(かんぽう)の交わり」という、故事を教えていただきました。
ネット検索すると、出典は『史記』で「利害によって変わることのない親密な交際」と、ありました。

現行暦10月3日。旧暦八月十五夜の「中秋の名月が、今から楽しみです。