「石仏の里 望月」をたずねました。

佐久市指定「万治の石仏」(22.9.

仲間の地域研修会に参加し、「望月」に出かける当日です。
画像は見学した佐久市が指定した石像文化財の一つ万治の石仏です。




「七月二十七日」、朝の細いお月さまを観たいので、早起きしました。
今朝見える月は日付が改まってから昇りました。月の出時刻1:11(長野)。だから、「二十六夜月」の残月です。「二十六夜待」という月待ちの行事があります。
広辞苑』を一部引用します。陰暦の正月と七月の二十六日の夜半に月の出るのを待って拝すること。月光に阿弥陀仏・観音・勢至の三尊の姿を現すといい伝えられ、特に江戸では七月に高輪・品川などで盛んに行われた。月待。とあります。
信仰の大きさを思わずにはいられません。
舟形の細いお月さまには、やっぱり神々しさが感じられます。(5:15)

さて、研修は好天に恵まれました。各地の猛暑が報じられる中、高原の佐久市はさすがに秋の風が吹いて、木陰は涼しく感じられました。
研修資料によると、佐久市望月地区には、道祖神・観音様・庚申塔・供養塔などの石造文化財が非常に多く存在しています。例えば、道祖神は140体あまり、観音様は新旧合わせて300体以上あります。と、あります。
興味深かったものに、「望月山 城光院」の「石造十王像」があります。

資料を一部引用します。〜十王は、冥府で死者の生前における罪の軽重を裁く裁判官の一団である。中国道教の思想から成立した神で、仏教と習合して平安時代日本に伝来し、日本において奪衣婆が追加されたものである。〜城光院には11体全部と人頭杭(角柱上に人頭を掲げた形をしている閻魔庁の標識)浄玻璃鏡とともに完全な姿で残されており極めて重要なものである。
写真は、人頭杭、鏡、奪衣婆など、一部です。

寺の裏山に、「松食い虫被害木」が処理されていました。
ビニールで覆い、マツノマダラカミキリの駆除を実施しています。
北上中の赤松の被害が、とうとう佐久市まで到達してしまいました。
先日も、拡大防止対策について、回覧板が回りました。
何とか、食い止めてほしいものです。



秋の七草の一つ、「クズ(葛)」が花穂を着けていました。

クズ(葛)は、日本から環境改善のために、外国に渡りました。
しかし、増え過ぎて、外来生物として嫌われ者になっているようです。にわかには信じられない話ですが…。

家に戻ると、まだ朝顔ヘブンリーブルー」が咲いていました。
よく観ると、花びらの一部が赤変していました。

夕方は空が曇り、雨が期待できるかな…。
「大雨警報」まで出たのに、残念、早々と解除されてしまいました。
明日の朝は早起きして、大根の畑に水をくれないと…。とにかく雨が欲しいです。