「ピンク猫柳」をお土産に…。

淡く光る、東の空。(28.3.4)(7:18)

春眠暁を覚えず」か…。7時過ぎに起き出しました。
佐久地方には、「濃霧注意報」と「乾燥注意報」が出されている朝です。
日が出たばかりの東の空は、雲が淡く光っています。(7:18)
この時点ではたと、「二十六夜待」のお月さまのことを…。
日の出前の暗いうちに、観るべきでした。
急いで南の空を見上げると、うっすら雲がかかって朝の白い月は見えません。
3分間ほど待って、ようやく観ることが出来ました。(7:21)

「二十六夜待」は、陰暦正月と七月の夜半に月の出を待って拝すること。
月光に阿彌陀仏・観音・勢至の三尊が姿を現すと言い伝えられ、特に江戸では七月に高輪・品川などで盛んに行われた。
今回は、空も曇って、とても、三尊のお姿は無理だろう。
負け惜しみを言いながら、諦めました。
賢治作品にも「二十六夜」があります。
それにしても、昔の人たちの月への信仰心には頭が下がります。
明日の朝、「正月二十七日」のお月さまは見逃さないように、5時起きします。
「ひろば」の植栽で交流し合った、近くの佐久平浅間小学校の4年の学級から、学習のまとめの会に呼ばれました。
「ひろば」に立ち寄ると、種まきから世話をしているヴィオラが冬越しをして、可愛い花を咲かせ始めています。

「市民交流ひろば」ですから、このような交流会はほんとうに喜ばしいイベントです。
「賢治ガーデン」で育てた、「ピンク猫柳」鉢をお土産に持参しました。
田んぼの土手の「スイバ(すかんぽ)」も株元に添えて…。

本年度に開校、新しい家庭科室で、ホットケーキをいただきながらグループごとの学習発表を見たり聞いたりして楽しみました。
ミッションRF(リサイクル・フラワー)なんて、かっこいい活動が…。
「ひろば」や学校で育てた花を使って「サシェ」作り、「染め物」など…。
種子を大きく書いて、その名を当てるクイズ…。
サルビアマリーゴールドの特徴を描き、実際に種子を採取したからこそのクイズです。
染め物に「豆乳」を用いることは、初めて知ることでした。
これからの交流学習として、花や木を題材にした本の紹介、家庭・家族と協力した花づくり、お店の人たちとの交流などに、発展していくことを願いました。
最後に校舎を案内してくれて、終わりました。
家に戻り、「ピンク猫柳」の花穂に近寄って観ました。
赤色の葯(花粉袋)と、中から噴き出した黄色い「花粉」が分かりました。

猫柳を観た担任の先生が、「土手の猫柳の芽がふくらんで…」と、昔の卒業式の常套句を言ったことを思い出し、顔がほころびました。
アメダス、最高気温は14.8度(13:10)、春本番の一日でした。