小布施辺りは、雪景色でした。

小布施町の雪景色。(23.2.7)

小布施町の「日本のあかり博物館」に出かけました。
しばらく前、新聞のイベントガイドに、企画展「文豪たちが見た明治のあかり」が開かれていることを見ました。
天気予報で、長野県北部では「雪予報」も出ていますが…。大雪でなければ問題無し。というわけで、上信越道で北に向かいました。長野東IC辺りから、周りのりんご園に積雪が見られ、雪景色になりました。信州中野ICで下りると、意外に早く小布施に着きました。
画像、小布施町駐車場・植え込みの様子です。

早速、入館しました。ユニークで魅力的な博物館で、ずっと以前にも訪れたこともあります。
企画展には、夏目漱石島崎藤村芥川龍之介尾崎紅葉泉鏡花宮澤賢治6人の文学作品、「あかり」が登場している叙述と灯火具約70点を紹介しています。
宮沢賢治作品は、「毒蛾」が紹介されていました。
家に戻ってから、改めてあかりの叙述を、テキストで拾ってみました。
〜並木の柳に石油ランプがぶらさがって… 
〜電燈のかはりのアセチレンで…
〜一枚の板きれの上に四本の鯨油蝋燭をともしたのを…
〜あの床屋のアセチレンも消されるぞ…

ある地方都市に起きた、毒蛾発生騒動で、室内の電燈を消すことで毒蛾を呼び込まず、屋外にあかりをともして毒蛾を誘い出そうというわけです。
毒蛾に人間たちが翻弄される…。皮肉な様子が描かれています。
常設展示とともに、じっくり見学できました。

外に出ると、冷たい季節風が吹き付けていました。
植え込みに、「ミツマタ(三椏)」が、丸い花芽を見せていました。葉が無く、名前の通りの三又の枝、珍しいので写真に撮りました。
昼食は、名物「栗おこわ」を堪能しました。
お土産を買い、そして、「フローラルガーデン」へ…。こちらに来た時は、寄らなければ気が済まないのです。
クリーム色のシンビジュームが気に入り、求めました。ラベルに、ヤマナシリバティー‘フレッシュミスト’とあります。「セロジネ」と「ガーデンシクラメン」など、お値打ち品も求めました。
布引温泉「こもろ」で温泉に浸かり、まだ明るいうちに帰宅しました。
往復、171キロのドライブでした。

今夕は、「正月五日」のお月さまです。
見上げると、明るい星が近くに見えます。木星でしょう。赤松と一緒に撮りました。(18:04)


月と木星の接近が、『星空ガイド』にありました。
19時26分 月が木星の北06°49′4を通る