「聖母マリアの家」から「エフェソスの遺跡」を巡りました。

地中海地方で見かける白い花。(23.



エーゲ海のリゾート地クシャダシ、久しぶりに聞く潮騒が心地よく、旅情を慰めてくれました。
画像、名前は分かりませんが、スペインやギリシャ、イタリアでもよく見かけた花です。
ホテルの部屋からのエーゲ海…、朝日が海の青を際立たせています。

聖母マリアの家」に向けて、山道をバスは軽快に登って行きます。途中、ちらほらと遺跡が目に入ります。

山上に着くと、日本語版の説明もありました。この地エフェソは、聖母マリア様が最後にお住まいになられた場所…。聖書のにもとづく言い伝えだそうです。
バスはもと来た山道を下り、「エフェソス遺跡」で降りました。
辺りには全体が黄緑色の樹木が点々と…。葉の色とは違います。どこかで見かけたような…。
近くで見て分かりました。「ハルニレ(春楡)」の花です。佐久の駒場公園では4月の半ば頃に咲きますから、こちらはやや早いようです。
「イチジク」の一種でしょうか、これも葉ではなく、花(実)ですから奇妙です。
 
案内書に、現在は海から離れているが、ヘレニズム時代からローマ時代にかけて栄えた港湾都市の遺跡。遺跡の規模は大きく、きれいに再現されている部分が多く、見応えがある。クレオパトラアントニウスが歩いた大理石通りやケルスス図書館、劇場等を歩いてめぐると、ローマ時代にタイムスリップした感覚になる。(以下略)
アゴ」はギリシャ語で、公共広場とか市場。JALの冊子の名前にもなっています。「オデオン」の名も、昔、映画館の名前として聞いた記憶があります。屋根付きの会議場とのことです。

川が運んだ土砂に、厚く埋もれていたものを発掘したのだそうです。
しばらく前にテレビで放映された、クレオパトラの妹の墓もありました。
クレオパトラアントニウスも、実際に歩いたのだろうか、地中海をめぐる国々の歴史を、垣間みた想いです。