「麦秋」の越前、研修しました。

越前路は、「麦秋」。(23.6.3)

ホテルで目覚めると、部屋からはきれいに区劃された農地が見渡せます。緑の稲田と、黄金色の麦畑。福井の水田は今が麦秋(ばくしゅう)」、長野県では見られない風景です。
画像、バスの車窓から見た「麦秋」です。
研修二日目は、朝のもやが晴れて、清々しい初夏のお天気になりました。
北陸地方は、「梅雨入り」宣言はあったのでしょうか?梅雨の晴れ間ならば、正真正銘の「五月晴れ(さつきばれ)」ということになりますが…。
ホテルを出発してから20分ほどで、名勝「東尋坊に着きました。係が用意した学習資料には、「日本ではここにしかない輝石安山岩の柱状節理は貴重で国の天然記念物。世界で3ヶ所のみ。」とあります。

浜に特有の植物、「ハマヒルガオ(浜昼顔)」や「ハマホッス(浜払子)」などにも出会いました。

丸岡城」は、現存する天守12のうちで最古の天守とか、石垣は野面積み、瓦は石瓦、素朴で実戦的な城を実感しました。
 




城主、本多成重の父、本多作左衛門重次が陣中から家族に送った「一筆啓上…」の石碑がありました。
「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥せ」

越前竹人形の里」で昼食、工房を見学…。真似でなく、創作することの大切さ…、実演する巧みの技に感心しました。さすがです。
曹洞宗大本山永平寺」は、訪れるたびに身が引き締まります。今回は特に、若葉が目にに沁みました。

若葉の木漏れ日の中に一葉観音」像が現れて、不思議な気分に浸りました。

その解説版です。次のようなことが書かれています。
昔、道元禅師が大海で大時化に遭った際に観音経を念唱すると、観世音菩薩が波間に現われて、大波を鎮めたそうです。