早朝の、細い細いお月さまを観ました。

「弥生二十九日」の細い月。(25.5.8)(3

今日は、旧暦の「弥生二十九日」、明日、三十日が晦(つごもり)です。
今月の、細い細いお月さま(月齢27.7)を観る最期のチャンスです。
明日の暦によると、長野、月の出時刻が3:31、日の出時刻が4:46です。
時間差が75分、中間の時刻は4:08です。というわけで、アラームで4時前に起きました。風はあるが、よく晴れています。
やりました!!東の空に赤く細いお月さまが…。山の端から昇ったばかりです。(3:57)
しばらくすると、みるみる赤みが薄らぎました。(4:04)

隣家の屋根と一緒に撮りました。わずかに「地球照」も見えます。(4:06)

空がだんだん白み始めました。
それでも、日の出30分前ぐらいまでは、はっきり観ることができました。
細いお月さまの観望は、満足、満足でした。
「賢治を読む会」5月例会で、佐久市立中央図書館に出掛けました。
玄関脇の「ギンドロ」が芽吹いてきました。


先ず、「暦」の話から始めました。
二十四節気七十二候は、立夏」第一候:「蛙始鳴
信毎夕刊コラム、今日の視覚 井出孫六氏の「レンゲの花」
宮沢賢治学会 会報 玄侑宗久氏の「仕事をしたり笑ったり」を紹介しました。
提示された植物標本は、レンゲソウ(蓮華草)、ザイフリボク(采振り木)別名、シデザクラ(四手桜)、アメリカザイフリボク(ジュンベリー)、会員の栽培「菜の花畑」についても紹介されました。
テキストの「さるのこしかけ」を輪読しました。
天沢退二郎の解説には、〜この夢の記述は、単なる夢の記述ではない。
ビンスワンがーによれば「われわれの現存在を上昇と落下として規定することが現存在の本質的根本特徴」であり、「このような存在論的本質構造から言葉が創り出され(…)同じく詩人の構想力や、就中、夢が創り出されるのである。」(『夢と実存)』。
一見ナンセンステール風の短い夢記述、いわゆる《異界》交通の小話でありながら、少年読者にも印象的なリアリティーをもっているのは、そうした本質的なものを核にしているからである。
猿たちの役割、その笑いの意味は…?子どもでも言葉でこそは表現しないが、大人と同様な受け止めができる…。子どもたちにも読んで聞かせたい…、などの感想が聞かれました。
参加した会員が、「マンネンタケ(万年茸)」を標本として持参し、紹介してくれました。
帰宅してから、家の近くにサルノコシカケ」の自生を観に出掛けました。

道路脇の切り株に、巣食っています。
ナズナタンポポが回りを覆っていて観にくいですが、径30センチほど、半円形に大きく生長、広がっています。
アメダス、最低気温は2.8度(4時)、最高気温は17.2度(14時)。
北西の強い風が、一日中吹き荒れました。