「シデシャジン(四手沙参)」が咲きました。

真夏を謳歌する「ヒマワリ(向日葵)」

8月に入って、朝夕が涼しくなりました。
「エンマコオロギ(閻魔蟋蟀)」が鳴き始め、季節の移ろいを感じます。
アメダス、最低気温は19.5度(5時)、予想最高気温は30度(昨日と同じ)。
日中は曇りの予報なので、ありがたいです。
「ヒマワリ(向日葵)」の花が、真夏を謳歌しています。
花殻を一部取り除きました。黒い種子が、ぎっしり詰まっています。
早くに咲き始めた花・実は、種子が固く熟してきているのです。

秋の花が、次々に咲きます。
開花が楽しみだった、「シデシャジン(四手沙参)」も咲きました。
「賢治を読む会」の会員が種子を播いて、発芽した苗をいただいたものです。

近寄って観ると、キキョウ(桔梗)と同じ仲間と分かります。
ただ、紫色の花弁が極端に細くなっています。

辞書の解説を一部引用します。
〜8月頃、茎頂に総状花序をつけ多数の紫色の花を開く。
苞葉と萼は線形、花冠は深く5裂し、その各裂片も線形で長さ約1センチあり、反曲するため離弁花状にみえる。細かく切れた花冠を神事に用いる四手に見立ててこの名が付けられた。
「シデ(四手)」と、付く植物は数多くあります。
シデザクラ、シデコブシなどです。
朝、花を観て気づいたことは、雌しべの花柱がいやに長く感じました。
同じキキョウの仲間なら、熟して先端が割れるはず…。
午後に改めて観ると、やっぱり3裂していました。

キキョウの仲間が「雄しべ先熟」によって、自家受粉を避ける巧妙なからくりです。
植物の戦略、改めて感心しました。
5時を回って、「ひろば」へ…。
7時少し前、作業を終えると、辺りは夕闇が迫ってきました。
日の入り時刻が早くなったこと、実感しました。
アメダス、最高気温は29.6度(15時)、ずいぶん凌ぎやすくなりました。