謹賀、丙申新年。積雪わずか。

お正月飾りの「ボケ(木瓜)」の花。

新年・丙申年おめでとうございます。
窓を開けると、予想が当たって、雪のあるお正月浅間山も新年の朝日を浴びています。

テレビで「ゆく年くる年」を見てから、ついでに雨雲レーダーをチェックすると、まとまった雲が西の方から迫ってきています。
この分だと、雪が降るかも知れないよ。」と、就寝したのでした。
玄関に飾ったお正月飾りの「ボケ(木瓜)」の花です。
玄関の注連飾り、「難を転ずる」願いから、庭先の「ナンテン南天)」の実を添えました。

テレビ「さわやか自然百景」、火山の国日本の自然を再発見!を視聴しました。
素晴らしい生命力、有珠山のドロノキ」が印象に残りました。

「ドロノキ」は、火山噴出物で覆われた所に、真っ先に芽ばえて緑を復活させる、「パイオニアプランツ」です。
ネット検索すると、有珠山昭和新山周辺は、噴火後、荒れ地になったあと、明るいところで一気に成長するドロノキがたくさん生えてきました。
昭和新山の麓の鮮やかな緑はほとんどドロノキです。
「ドロノキ」は別名「ドロヤナギ」、「ひろば・賢治ガーデン」には、島崎藤村ゆかりの樹木として植栽してあります。
千曲川のスケッチ』に、B先生がスケッチした木で登場しています。
昨日の「佐久の季節便り」で偶然にも、その「葉痕」を紹介しました。

ドロヤナギは、上田市の八日堂縁日の縁起物蘇民将来符」の材料になります。
また、「鹿(しし)踊り」・頭部から垂れ下がる白いひらひらの材料とか…。
三陸海岸・大船渡の鹿踊りでは、「カンナガラ」というそうです。
その名は、木材を鉋(かんな)にかけて作るからでしょうか。
いつの日か、北海道の洞爺湖昭和新山を訪れて、逞しい「ドロノキ」に出会いたいです。
我が家の庭先で、アジサイ」の葉痕に目を向けました。

今年申年の干支から、「小猿の顔」に見えなくもありません。
無事に冬を越して、美しい花を見せてくれる日が楽しみです。
日中は風もなく、穏やかな元日でした。
アメダス、最低気温は氷点下3.5度(4:40)、最高気温は5.6度(14:20)でした。