春風に誘われて、岩村田の城跡へ…。

農林水産省発行の冊子、『あふ・aff』

朝のラジオで気象予報士が、「東京は3月10日以来の晴れ間・日差し…」と、告げました。
確かに、今朝は雲間から注がれる日光が輝いています。
アメダス、最低気温は氷点下1.0度(6:20)、日中の気温は上がりそうです。
新聞の折込チラシ、近くの造園業店の緑花木売り出し広告が入りました。
いよいよ春、庭いじりの季節がやってきました。

昨日、借りた農林水産省発行の冊子・『あふ・aff』agriculture forestry fisheries特集1花を開いてみました。一部を引用します。
花を愛でる 日本人の心野辺の花を詠んだ万葉の世から、華やかなブーケを贈る現代へ。
時代は変わっても、日本人は「花」を愛しみ続けています。
四季の移り変わりを 花で楽しむのは日本の文化
 日本では季節ごとにさまざまな花を見ることができます。春は満開の桜、あるいは藤。夏の暑さを忘れさせてくれる朝顔。秋は野菊や彼岸花。寒い冬でも梅や水仙の花が見られます。
 春の代名詞ともいえる桜と、秋の花である菊は、どちらも日本の国花です。そのほか、都道府県ごとにも“県花”があります。各都道府県で制定されている県花は、郷土に深く関わりのある花から選ばれたもの。それぞれの地方で違った花が見られるのも日本のよいところです。
 俳句の季語にもなることから花は四季折々の情景と結びつき、日本文化に欠かせない要素となっています。例えば歌。万葉歌から現代のポピュラー音楽に至るまで、たくさんの花が登場します。女性のファッションは昔も今も花柄が人気で、老若男女がこぞって楽しむお花見も、日本ならではの文化といえます。
 野山に自然と咲く花に美を見いだすだけでなく、植えて育て、切り花を飾って観賞するのもまた日本の文化。日本庭園に足を運べば季節ごとに色とりどりの花が見られますし、華道(生け花)に触れたことのある方も多いはずです。

この文を読んで、「四季の移り変わりを花で楽しむ、日本の文化」を、再認識しました。

庭先のフクジュソウ福寿草)」は、春の日差しを受けて、一気に開きました。

春風に誘われて、近くの岩村田城址に出かけました。
高台に立つと、桜の枝間に「白銀の浅間山が望めます。

右は、「岩村田城址」(鳩山一郎 揮毫)の記念碑です。

碑の側面には、城を建てた(元治元年)藩主・内藤正誠の名も刻まれています。
左は、岩村田藩・内藤家の祖先を祀る祠です。
なお、東側には、藩士・山室直高の二男の顕彰碑が建っています。

山室直高の二男・藤城(号)は、北欧文学者・「ムーミンを連れてきた人」で知られる、山室静」のにあたります。
廃藩置県で城はなくなり、現在、岩村田城(藤が城)の本丸跡には、佐久市岩村田小学校」が建っています。
なお、現在、校舎改(新)築中です。
天守閣予定地には、戊辰戦争後の明治三年に、戦没者を祀る「招魂社」が建てられています。
郷土の歴史を知る縁として、末永く語り継いでいきたいです。
風に乗って「蛍の光」が…、今日は、中学校の卒業式が行われたようです。

アメダス、最高気温は8.7度(13:30)でした。
明日の朝は、厳しい冷え込み、日中は穏やかに晴れる予報です。