「大賀ハス」、今年の花が終わり…。

独特な魅力、「散り蓮華」。

気象情報は「天気下り坂」…、僅かな日差しもすぐに曇ってしまいました。
アメダス、最低気温は10.8度(4:30)、何と昨朝と同じ温度、時刻こそ違いますが…。
一桁の気温になるのは、もはや時間の問題…。
出窓に置いた、大賀ハス」の切り花は、花びらを全部落としました。
「散り蓮華」は、近くで観ても独特な魅力があります。
花びらが散った後の花の姿といったら、奇妙そのもの…。

この奇妙さの内容を、『なぜ仏像はハスの花の上に座っているのか』(稲垣栄洋)から一部を引用します。
 ハスの花をよく見ると、おしべとめしべがやたらに多くごちゃごちゃしています。
 これは、古い植物に見られる特徴です。
 植物は進化の過程で、花びらやおしべとめしべの数を整理していきました。そのため、新しいタイプの植物はバランスの良い花の構造をしています。
 めしべがずんぐりして、無秩序に離れて並んでいるのも、花の形が整理されていない古代植物の特徴の一つです。
 このずんぐりしためしべは、実と間違えられて、ハスの花が咲くと同時に実を生じると珍しがられました。(中略)
 いかに高貴なハスといえども、花が咲くと同時に実を結ぶことはできませんが、受粉を終えると、花が咲いた結果として、めしべ一つひとつが実になります。(以下略)
切り花では無理ですが、我が家のハス田で早くに咲いた花の実が完熟し、種子が採れることを願っています。
スーパーのちらしに、興味深い「ブドウ(葡萄)」の「ナガノパープル」が載りました。
説明に、「巨峰」と「リザマート」の交配から生まれた品種。
大きな果粒で糖度が高く、種がないので皮ごと食べられます。

食べてみたくなり、ドライブついでに買い求めました。
種無しで、皮にも渋味が感じられず、美味しく食べられました。
しかし、このブドウだけだったら、飽きてしまうだろうなー。
「ひろば・賢治ガーデン」の「サンカクヅル(三角蔓)」を一粒摘んで口に入れました。
やっぱり、これが個性的な味だ…。
明日は、秋分」・「彼岸のお中日」、切り花を墓前に供えます。
午後はすっかり曇り、「景観形成作物水田」に出かけ、「コガマ(小蒲)」や「ユウゼンギク(友禅菊)」などを採ってきました。
これらも墓前に供えます。
期待された、「仲秋の三日月さま」、曇り空に隠れてしまいました。
アメダス、最高気温は20.3度(11:50)肌寒い一日でした。