浅間山に雲がかかり、雲間からは強い日差しが…。
朝から、気温が上がる予感がします。
アメダス、最低気温は12.2度(5:12)、二桁の気温で「遅霜」はセーフでした。
二十四節気・「小満」七十二候・蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
春に萌え始めた若葉がぐんぐん育ち、一段と色濃くなります。動物たちも活発に動くなど、自然界全体が生気に溢れているようです。
佐久地方の田んぼは、今が田植えの真っ盛りです。
高校・実習田の「お田植え」が、テレビ放映されました。
お米甲子園2連覇を目指しているのだそうです。
昔ながらの手植えが、良質のお米につながるんでしょうね。
今年も、「最高金賞」を獲得できますように…、お米作りを頑張ってください。
5月のFm放送日:遠くからも見える。「ケヤキ(欅)」を話しました。
(1)ニレ科・落葉高木
「ケヤ」は「ケヤケシ」と同源で、目立つとか素晴らしい…。
よく目立ち、材も優秀な木という意味。
大木になるので、佐久地方にも「王城の欅」始め、数多くが信仰の対象になっている。
写真集『信州の神々』(井上良二)には、佐久穂町崎田、野沢・城山公園・十二町
令和になってすぐ、湯川・崖上に立つ、芽生え前の「王城の欅」を下から、見上げました。
(2)「王城の欅」(長野県指定天然記念物)
写真集には、「不動」、「力強くどっしりと。仏法界にあっては不動明王の如く万物を庇護する威厳のあるお姿でございます。
ネット検索、一部を引用します。
樹高26m 目通り9.2m 樹齢は不明だが、500歳以上であることは確か…。
眼下に湯川を見下ろす位置に立っている。主幹は失われてしまったが、枝を扇形に広げた美しい樹形だ。(以下略)
CD曲:「村祭」(東京混声合唱団)
群生したケヤキ(欅)が大木になり、下の通学路への安全配慮から、上の城区では2月半ばに大掛かりな枝下ろしを行いました。
その折に、お手伝いしたUEVC(上の城環境ボランティアクラブ)の土屋工務店さんたちがチェーンソーで丸太を切断…。
「これは青ケヤキで生長がよく、赤ケヤキは木目が細かい…」と、話題になりました。
◯「つき(槻)」『科の木帖』(宇都宮貞子)より
茅野市泉野の槻ノ木という区は、古いツキの木が多いからだといういう。〜坂井の小川原さんによると、「赤ケヤキが心が赤、青ケヤキは青い。青ケヤキはツキともいう。
赤でも青でも。アマ(芯の外周りの成長する部分)は白いです。と。
『広辞苑』で、「つき(槻)」を引くと、ケヤキの古名とあり、青、赤の区別はされていません。
◯「ひろば」のシンボルツリー・株立のケヤキ)欅
市からの指定で、植栽したそうです。(造園業者談)
(4)『万葉集』には「つき(槻)」の名で九首。
天飛ぶや 軽の社の 斎槻 幾世まであらむ 隠妻そも
(訳)軽の神社のご神木のケヤキの「ごとくいつまで 人目をしのんでゆくのか、わが忍び妻よ。
(男の嘆き:清潔な樹形の大樹、崇めたのは当然である0
◎身近に見られる樹木・「ケヤキ(欅)」です。
改めて、若葉と樹形の美しさを観賞しまよう。
午後は、ぐんぐん気温が上がりました。
アメダス、最高気温は26.4度(15:29)、「夏日」を記録しました。
長野県中部地方には、「乾燥」と「霜」の注意報が出ました。