「佐久の季節便り」、「王城のケヤキ」を高台から遠望…、「霜月二十日」・「豆太のお月さま」…。

7時を回って、起き出しました。

よく晴れて、西空高く、「昨夜・十九夜」・白いお月さまが浮かんでいます。

アメダス、最低気温は氷点下2.2度(1:07) 、冷え込みはやや緩みました。

 

近くの岩村田小学校・2年生に、県指定天然記念物・「王城のケヤキについて、お話をしてきました。

2学年通信・のびのびに、秋のおんぽ。王城公園に行ったよ!一部を引用します。

〜秋の遊びを楽しみました。この王城公園には県の天然記念物に「指定されている大きなけやきの木があります。佐久で一番大きいきだそうです。なぜここに立っているのか、どれくらいのおおきさなのか詳しい人に話を聞いてみたいと思います。

というわけで、高齢者の出番になりました。

2年生に分かるように話すには…、大きな写真、地図、模式図、舞台物など、工夫が必要ですね。

600年も700年も、ずーっと昔、大井氏のお城がありました。

その場所が遠くからも目立つように、大きくなるケヤキの木が植えられたものでしょう。

佐久市民交流ひろばにも、ケヤキがシンボルツリーになっています。

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説明板に書かれていますが、漢数字、目通り…、子どもには、読み採れません。

木の太さは、目通り9.15メートル  小数は習ってないので、9メートルと15

センチメートル

ここで、1メートルごとにマジックで印を付けた荒縄を取り出しました。

9.15メートルの荒縄を、先生方数人が、輪っこにして、子どもらの上から被せました。

「えーっつ、こんなに太いのか…」、子どもたちは、実感できました。

「公園の広場に、縄の輪っこを置いて、手つなぎしても、太さがよく分かるよ…。」

子どもたちは、やる気になったようです。

木の高さは26メートルとあります。

「プールの長さが25メートル…、同じくらい…。」

すると、担任の先生が「校舎の高さが、同じくらい…」

なるほど、校舎の高さの方が、良いですね。

ケヤキは、漢字で、木+挙 木全体の形を表す。

ケヤキの意味は、古い言葉 「けやけし」= 目立つ

仲間のふやし方は、来年、葉や実についても調べてみましょう。

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「ヒマラヤシーダー」の芽生え・幼木、ニンジンやダイコンの芽生えを見せました。

植物の芽生え・生長に関心を持ってほしいです。

終わりの5分間は、質問タイム…。

45分間の授業は、なんとか終わりました。

帰りに、学校のすぐ北側、岩村田城址の高台から、「王城のケヤキ」を望遠レンズで撮りました。

手前に写った針葉樹は、こちらに近くにある木だと思われます。

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午後は、Fm放送・「岩村田城址に残る薬草たち」」で、「黄烏瓜」を話しました。

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(内容、省略)

前置き…暦の話で、今日は、旧暦・霜月二十日。

といえば、『モチモチの木』、怖がり豆太勇気をだした、あのお月さまですね。
今夜、霜月二十日のお月さまを、外に出て実際に観て、豆太の気持ちになって…

と、放送で呼びかけました。

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月の出時刻は、20:10(長野)
30分後の20:40、ベランダに上がると、平尾山の山の端が、ほんのり明るくなりました。

そして、山の端の木々をシルエットに、二十日のお月さまが躍り出ました。(20:43)

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そそて、見る間に、二十日のお月さま全体が現れました。(20:46)

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怖がり豆太は、こんな寒い夜、さらに夜遅くに、「シモ月はつか」のお月さまにはげまされたのでしょう。

今、時刻は22時30分、あと30分もしたら、また外に出て「霜月二十日」の「お月さまを見ることにしましょう。

アメダス、最高気温は6.2度(14:56)でした。