「佐久の季節便り」、「冬型」が強まり、雪が舞う…。

今日は新聞休刊日で、外に出るのが遅くなりました。

可燃ゴミ」出しに出ると、しとしと…雨のような霙(みぞれ)のような…。

そして、たちまち、白い雪になりました。

アメダス、最低気温は0.9度(8:41)、日中も、気温は上がりそうもありません。

やっと寒さに負けずに咲いた「十月桜(じゅうがつざくら)」、鵯(ひよどり)に啄まれたり、雪が降り掛かったり、散々の有様です。

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天気模様は予報よりも厳しく、雪は、午前中ずっと播い続けました。

今月、Fm放送予定の「宿木(やどりぎ)」、『万葉の花』で調べました。

一部を引用します。

〜『万葉集』では、現在の「ヤドリギ」のことは「ほよ」という名で呼ばれ、一首だけ歌われています。

 あしひきの 山の木末(こずえ)の

 ほよ取りて

 かざしつらくは 千年寿(ちとせほ)くとそ

                      (大伴家持

「山の木の梢にあるほよを取って髪にさしたのは、千年の長寿を願いからです」と、正月二日、郡司等を招いて宴を催した折に、越中の国守であった作者が詠んだ歌です。

 冬、強く冷たい風に吹きつけられてすっかり葉を落としてしまった寒々とした木に、円を描くかのように青々と茂るヤドリギ。そのような木を見ると、万葉人ならずとも「精霊が宿る木」だと信じたくなります。

 葉は、厚みがあり、枝先に二枚ずつついています。小さな枝を超手にはさんで回しながら空へ向かって投げると、竹トンボのようにキリキリと舞い上がってどこかへ飛んでいきそうな形です。

 花は、三月頃に黄色に咲くのですが、とても小さいので目立たず、気づかないことさえあります。

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近年、この種の「ヤドリギ」(西洋ヤドリギ・亜種)は、身近に少なくなりました。

手に取ることはまず不可能で、残念です。

別の図鑑の「ヤドリギを参考にご覧ください。

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午後2時を回って、恒例の「今年の漢字が、京都・清水寺からテレビ放映されました。

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もしかしたら、「コロナ禍」の「禍(わざわい)」かな…。

しかし、大方の予想通り、「密」に決まりました。

意味としては、「密接」の「密」と捉えたいですね。

夜のニュースで、揮毫した森清範貫主密には親しむ…の意味がある」と、話しました。

やはり、ポジティブの意味で捉えたいですね、ネガティブでなく…。

 

午後は晴れましたが、冷たい西風が吹き荒れました。

アメダス、最高気温は0.3度(11:03)、気温は下がる一方です。

最大風速は、西の風5.2メートル(3:20)でした。

明日の天気予報は、強い冬型・大雪です。

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