「佐久の季節便り」、「ひろば」で、早春の草木を観察し、楽しむ…。

春霞(はるがすみ)でしょうか、空にはうすい雲が広がっています。

冷え込みも、この季節にふさわしい感じです。

アメダス、最低気温は氷点下0.7度(4;31)、予報は日中は概ね晴れて、風が強い…」

今日は、テレビ局の取材の約束で、ひろば・「賢治ガーデン」に出かけました。

風が強く、ウィークデーのためか、来園者は多くありません。

待ち時間に、「ひろばの植栽」を観て回りました。

しばらく前に気づいた「西洋宿り木・亜種」は、近寄って観られるので、観察してほしいです。

「ひろば」にも、野鳥が種子を運んできた証拠ですから…。

近年、「穂咲き宿り木」が増えて、この「宿りが」は、見かけることが少なくなったように感じています。

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今日の取材・テーマは、「早春に咲く草木の花たち」としました。

厳寒の佐久では、「桜(さくら)」の蕾はまだ固く、「満作・万作」と、「臘梅(ろうばい)」の花が、咲いたところです。

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草花では、「野草」の花が、にぎやかになってきたところです。

名前の由来から、観察の目の付け所が分かり、楽しさも増します。

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野草の観察には、近寄り、花を積んで良く観ることをお勧めします。

花の可愛らしさや葉の形意外な気付きがあるものです。

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場所を移動して、「春さがし」を続けていると「小さな野草の花」に、目に止まりました。

「姫踊り子草」が、花を咲かせはじめていました。

花の形が、よく似ている…、そのはず、同じシソ科の近縁種だからです。

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「姫」がつくわけは、別種、夏の咲く「踊り子草」のミ版だからです。

子どもの頃に、白い花の蜜を吸った…、懐かしい遊びの思い出です。

「賢治ガーデン」にも植えてあるので、花が咲いたら、試してほしいです。

「満作・万作」は、遠くから観れば、木全体が、黄金の稲穂を連想…。

「豊年満作」の願いを込めたのでしょうね。

近寄って観ると、1個1個の花に、黄色い細い紐のような花弁が4枚…。

これも、観察の楽しみです。

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春一番に「先ず咲く」が「まんさく」に…。これは、俗説かも知れません。

「金縷梅」は、俳句・春の季語で、「まんさく」と読ませます。

文学的ですね。

「ひろば」には、野草の他に、「水仙」や「スノードロップ」「ヒアシンス」「クロッカス」「ムスカリ」「クリスマスロース」「ビオラ」など、園芸種の花々が見頃を迎えています。

どうか、お出かけ、観てください。

 

アメダス、最高気温は12.4度(11:35)、最大風速は、北西の風4.4メートル(13:40)

今日は、日差しがあり気温が上がりながら、冷たい風のために、体感温度は下がりました。

明日こそは、春本番「一円玉のお天気」とか、崩しようのない、洗濯日和だそうです。