旧暦、「盂蘭盆会」。「ミョウガ(茗荷)」の花が、咲き始めました。

今日は、旧暦の文月十五日旧暦では、「盂蘭盆会(お盆)」にあたります。
今では新暦の月遅れ、8月15日を中心に行われる地方が多いです。旧暦による「お盆」の時期は、夏、酣(たけなわ)の頃だと分かります。
昔の人たちにとって、「お盆」は、楽しみな行事でした。お盆が済むと、また炎天下の農作業などが待っていたようです。次のような「盆踊り歌」が、かつては歌われていたようで、興味深いです。
「盆々ぼんは今日明日ばかり、あしたは嫁のしおれ草」
長野県松本市の盆行事である」ぼんぼん」などに、当時のなごりをうかがうことができる。と、ネットに紹介されていました。当、佐久の吉澤好謙(たかあき)=江戸時代の郷土史家も、同様な歌を紹介しています。どこも、同様な暮らし方だったと、考えられます。
画像、高く伸びた「ミョウガ(茗荷)」の株元に少し前から、「ミョウガ」の花芽が見えています。


一昨日、原田泰治美術館で開催されていた「星野富弘 詩画展」、25点中に「みょうが」が展示されていました。星野富弘著『四季抄 風の旅』参照
〜「花の咲いたやつは安くなるからと 花を抜いて売ったこともあったよね」
 「もんぺと地下たびの間は 蚊にさされた跡がいっぱいだった かあちゃん」〜

母親を慕う思い、身につまされます。
知人は、「ぺんぺん草」がいい…、心打たれると話していました。

今夜は、旧暦、文月の十五夜です。
しかし、望=満月は明晩です。
画像、「文月十五日のお月様」は、左側がまだちょぴり欠けています。
(20:08)
明晩の満月には、「皆既月食」が見られるはずですが、お天気が心配です。