「立秋」、旧「七夕」。空には、入道雲と筋雲が…。

「ヤツガシラ(八頭)」の水栽培

季節は、二十四節気の「立秋です。
今日からの暑さは、「残暑(ざんしょ)」だそうですが、朝から青空で、夏の日が照りつけ暑くなりそうです。
秋の気配は?青い空に、夏の「入道雲」と秋の「筋雲」とが、一緒に見えます。
不思議な感じがします。
今日は、旧暦、七月(文月)七日です。つまり、「七夕(たなばた=しちせき)」です。今年は、ちょうどひと月遅れになりました。
子どもの頃には、夏休み中に一ヶ月遅れの「七夕飾り」をしたものです。
昔は、毛筆習字(手習い)は、「里芋の葉に溜まった水」を受けて墨をするという慣わしがありました。
その真似事をした記憶もあります。懐かしい思い出です。
画像は、「ヤツガシラ(八頭)」の水栽培です。
葉の上に、水をかけると水玉になりました。水玉に、景色が写っています。

ペットボトルで育てている稲(陸羽132号=賢治米)が昨日穂が出ました。
そして、今日、ちょうどお昼に開花しました。
雄しべの葯から花粉がこぼれ、内側に雌しべの柱頭も見えます。(12:01)

30分もすると、頴(えい)が閉じ始めていました。(12:34)

今日は、1本の穂の最先端…、たった1個の開花でした。
真夏のお昼に繰り広げられる、まさに神秘的な光景でした。
夕方から、「七日のお月様」が見え始めました。
18:46                          午後7:07
 
有名な芭蕉の句
あら海や 佐渡によこたふ 天の川
志賀勝:『月的生活』を、一部引用します。
〜この句とともに綴られた文を見ると、日はすでに海に沈み、月がほの暗く出て、銀河が中天にかかって星々がきらきらと冴え渡っている。そんな情景の中で詠んだものとなっています。
この文には異文があって、「初秋七日の夜、宵月入果て。波の音どう々々とものすごかりければ」として句を詠んだことになっています。
今夜の月の入り時刻は、21:37(長野)。
月が沈んだ後の夜空は雲が広がり、「七夕のお星様、織女・牽牛」は、残念、見えませんでした。